|
2008/07/16(水)
灯火第一弾、山形2日目
|
|
|
いや〜、ここのところ毎週採集にいってしまっているので、クワ作業が連日午前様。もう少し減らさんとやばいね。テレビもろくに見ていません。
掘り出しも少しづつ進んでますが、思った通りにはいかないもんです。最近販売の問い合わせも増えて来ましたので、なんとか夏休み前後には用意したいと思います。82mmクラスの問合せもありますので、先にメールいただければ相談に応じます。販売するのは今春羽化の新成虫のオオクワ。来年の種親になりますので、よろしくお願いします。 今年は大型個体が多いですから、大型血統は70mm前半はほぼ無いかも。飼育方法さえ大きく間違えなければ、世代を重ねれば誰でも80mmを狙える種親になっています。これまた質問を受けますが、久留米でも様々な血統がありますので、この産地だから大きくなる分けではないです。重要なのは血統だと思います。販売開始はは何らかの特典をつけようと思いますのでお楽しみに!
遅くなリましたが、山形灯火採集2日目です。 駐車場で車中泊した後、目覚めると朝8時。この時期はまだ急に気温が上がらないので車内もそれほど暑くなく、蒸し暑さで目覚めることは少ない! さてどうするか!?温泉に行くにも早いので、単独で気になっていた林道へと攻めることに決定。 道に迷いながら1時間ぐらい走っていると、ありました良さそうな林道が!樹層はミズナラやブナが混じっており、いい感じである。空間も広がっており、これなら昆虫が飛べるだろう。そのまま林道を突っ走っていると、狭い砂利道に岩がゴロゴロ落ちている。落石したのは間違いなさそうだ。中には1m四方ぐらいのものもあり、こんなのがタイミングよく落ちてきたらと思うとぞっとする。
しばらく走っていったときであった、何か白いものがあり道をふさいでいる。完全にここから先はいけない。まずいUターンもきつそうだ。こんなときは冷静に車から降りて情況を見てみよう。車外に出ると、地面はぬかるみ歩き難い。白く見える壁は高さ5m、幅は10mぐらいで上側は土がかぶっているようで茶色い。
なんだこれ?
恐る恐る白い壁に触ってみると……冷たい。そう雪であった。どうやら土砂崩れが起きて、雪が下にうもり、この時期でも雪解けしていないようだ。残念だがこの先は無理なので、危険な道を戻り休憩所つきの温泉へと向かった。
疲れたときの温泉、これがこの採集旅行の楽しみのひとつ。今回は一人なのが寂しいが、汗を流し、熱ってきたところでビールとラーメン。いや〜極楽ですなあ。そのまま眠りにつき、気が付けば夕方になっていた。
さあて、本日のポイントは新規は難しいので昨日と同じポイントのなす丼がゲットした場所を今晩は単独でやることに決定。ここは冗談抜きにクマが出るところなので、結構恐いんですね。準備中はオーディオのボリュームあげてノリノリで完了!
19:30点灯!今晩はどうかなあ。気温24℃で湿度が高く昨日とほぼ同条件。20時クワガタ飛来、昨日と一緒だ。これを皮切りにヒメオオペア、ミヤマとコクワが大量、アカアシ、ノコギリと普通種はバンバン飛んでくる! 21時を過ぎここから22時ぐらいまでがオオクワのゴールデンタイムだ!めちゃくちゃドキドキしながら、飛んでくるクワガタを1頭づつ確認する。慣れてくると、遠目からあれはミヤマだと、種類がわかる場合がある。この灯火採集の一番の醍醐味は、飛来してきたものがオオクワでありそうだと予想し、それを確認しに行き、当たりがでたまでの瞬間……かな? そして、ついにそのときが訪れた。 スポラートから離れた場所で1頭のクワガタが暗いほうへと歩いている。灯りに寄せられながらも、飛来すると暗いところにすぐに逃げるこの習性は、オオクワだ!そして近寄っていくと、
”よっしゃ〜”
21:37待望のオオクワのメス35.6mmゲット。ちょっと小さいけど、嬉しいねえ。このあと24時まで粘るもクワガタの飛来は乏しくなり、このオオクワがギリギリゲットになった。 片づけ中雨に見舞われ、林道を降りていくときには、視界30mほどの大雨になり、帰りは大変なことになりました。しかも、このあと高速で逆走車に遭遇することになるとは(笑)
帰宅後、採集したクワガタ箱を見てみると、なにやら白く光る個体がいる。いや〜採集もいろいろなこと体験させてくれますなあ。
なんとコクワのオスが1頭ホワイトアイでした。
せっかくなので、暇があったらブリードしてみたいと思う。うまくいけば2世代後に1/4の確立でホワイトアイが出てくるはずだ! ホワイトアイって灯りに飛んできたということは、目が見えてるんでしょうな。なんとも不思議な感じがします。コクワのホワイトアイって珍しいんでしょうか?何か知っている方いましたら、メールくださいな。
|
|
|
|