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2008/07/25(金)
国産オオクワ87mm
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さあて、今週末は!採集には行きません(笑) 家族でプールや花火大会に行こうと思っています。たまにはこうしないとね。 会社帰り、嫁さんからのメールで近所でバーべQやってるというので自転車で帰宅中そのまま、近所宅へ!すでに皆さん出来上がっていて、すぐさまビールを渡された(^^) そのまま私も宴会気分になって、仕事や子供の話を語ってしまった。3家族で大人6人、子供7人と結構集まって21時過ぎまで宴会状態でした。子供達は花火やらで楽しそうでしたよ。
そして、そして、今回はどれだけサイズを伸ばすのが難しいのか、わかりやすい個体がでてきたので、ちょっと気持ち悪い画像ではありますが、載せる事にしました。 この個体は久留米の1番血統34.4gあった個体で、掘り出した個体の中では最大の個体です。このクラスになると体重イコール体長にはなりませんので、もっと重い個体もいますが、体長ではこの個体がおそらく今年のNO.1になるでしょう。 開いている羽の部分でアゴ先から85.3mmあります。正常に羽を閉じていたらと予想される部分にノギスをもっていったら87mmは軽く超えていました。 これが完品だったらと思うと残念ではありますが、これは今はまだ無理でしょう。上翅を見ていくと根元付近にシワがあります。これは蛹の時に上翅に負荷がかかった事が悪いのか、それとも大きくしすぎた事が失敗なのか? 確実な原因はわかりませんが、いずれにせよまだこのサイズでは羽化できないんでしょう。幼虫体重は添加剤を多くして重くする方法が手っ取り早いですが、それでは羽化不全確実です。血統と個体差でポテンシャルを秘めた個体とめぐり合い、それ相応の大きさで羽化させることができないと大体こうなります。私のところで飼育してる久留米血統で見てみると、累代を重ねるごとに確実に成虫サイズのアベレージがあがってきています。あがるといっても、1mmいけばいいところです。急には大きくなれないんですね。 2003年にでた82.5mmから2007年までの4年間で相当な大型血統を飼育してきましたが、最大サイズは83.5mmと1mmしか伸びていません。ですがこの1mmは相当大変です。 現在のところ完品で生きている84mmクラスのオオクワはマツノさんのところで2頭見ています。私の自己ギネスと約1mm差ですが、1mmも差があるんですね。マツノさんは商売ですので大型血統ばかり飼育しているわけではないですが、年間3000頭のオオクワを飼育して、たった2頭ですから。 次は85mmだ90mmだと言うのは簡単ですが実際にそれを出す側は相当な飼育数と時間が必要になるでしょう。他の種と違い国産オオクワは飼育者数が他の比ではありませんからね。
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