メルリンカートの気まぐれ日記
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2008/09/15(月) 樹液採集、驚愕の結果が!
あっという間の3連休、終わってしまいましたね。
久しぶりにフル活動したので、体がえらい事になってきました。

で、土曜は朝7時より自作菌糸ビン作成に取り掛かり、途中の高圧殺菌時間を嫁さんに任せ、マツノインセクトへ!
昨シーズンの成果などを長々話してきたんですが、この話題はまた今度にしましょうかね。
翌朝も朝7時より高圧殺菌した自作菌糸ビンに種菌を接種しまして、とある宴会野望を進めていました。ちょっと一人では時間的に余裕がなくなってきたので地元のクワ友さんにヘルプ!しながら、家族で実家へと。運転中すでに体は疲労困憊状態。嫁さんの実家で2時間ほどゆっくりしたあと、今日の日記の本題の樹液採集へと出掛けたんです。ここであれこれ理由つけて行かないと、そのままになって後悔するのが関の山ですから……。


今回はK氏と途中で待ち合わせ、二人で山梨へと向かいました。天候は怪しいがギリギリ曇りを保っている。気温は25℃とかなりいい感じである。クワ談義をしていると19時前には1ポイント目へ到着していた。今回は気合を入れるため夕飯は後回し、この方が機敏に動けますからね。

車から降りると既に夏のムッとした感じは消え、秋を漂わせるさわやかな風が流れている。満月とあって、夜道も明るい。しばらく歩いていくと、3mぐらいの高さにある洞を見る。樹液は出てるが何もいない。そして歩く、おっ!!コクワだ。よしこれならオオクワも出てくるはずだ。

台木林に到着し樹液を見ていくと、でかめのノコがいる。フセツが取れ喧嘩傷も多い。シーズン的に普通種は終わりだろう。ただ、今日はカブチンがいない。あいつが居るときはオオクワはまず一緒に樹液場にいないと聞く。オオクワにとってはある意味天敵なんだろうな。

そして、3m上部が大きな洞となっている部分枯れの御神木を軽く懐中電灯で照らす、影はない。楽しみは最後に取っといて、他の台木を見て回るが、樹液の出が悪く、虫っ気がない。

よ〜し、最後の楽しみはと木登り上手なK氏が登ったときであった。

”あっ”

懐中電灯をがポケットから落ち、今の振動でもしオオクワが居たとしたら逃げられてしまったかもしれない。懐中電灯を私が広い、K氏が洞を照らした瞬間であった。


”いた〜”

既に2人とも心臓バクバク、ひっかき棒を手渡そうとしているとき、やばいと思ったK氏が動いた。


”よっしゃ〜採った。これなら逃げられない。”


どうやら胸部を押さえる事が出来たみたいだ。しばらく格闘の上、手にしているものを渡してもらった。


”うおおおおおおおお”


そこには見間違えるはずのない、大歯のオオクワが手のひらに鎮座していたのであった。
残念ながらメスは一緒には居なかったが、この1頭で十分である。


”ピカピカだなあ。”

”こりゃ、新成虫ですね。”

”でも、これ70mmあるんじゃない(笑)”

”ほんとだね(そんな事はないとはわかっているが、そう思えてしまう。)”

”いや、ちょっと冷静になって65mmじゃない?”

”いや67はあるよ”

そんな会話が途切れず続いた。採集開始20分ほどでの出来事であった。
このポイントはほんと誰も入ったような形跡がない。

車に戻り、2頭目も行けるぞと、2ポイント目へと急ぐ。こちらもでかいノコがついている。コクワにスジクワ、それにこの日唯一であったカブトのメスも居た。凄い、まだまだシーズン終わっていないぞ。

3ポイント目、そろそろきついところへ行ってみようとブッシュを超え、急勾配を登っていく、採集圧が濃い山梨でも、登っていくのが大変なところは、採集者はあまり来ていないのであろう。ここもコクワが多く目立っただけであった。


4ポイント目、ここは樹液の匂いが半端ない。どこだどこだと探すと、ぶっとい台木の下部が泡をふき、樹液がダラダラ。ここは冬場にいいだろうな。

5ポイント、6ポイントとひたすら歩き、そして登り、さっきの感動が収まってきたころ急に眠気が襲ってきた。ここで寝たら気持ちいいがやばいだろうなと思いながら歩いていくと、近くでサルが鳴く。五月蝿いのでこちらも、大声でさけんであげた。こんな事を繰り返しながら次の日仕事であるK氏の都合もあり、24時で終了とした。

帰りのすき家で食べた牛丼は満足感と、満腹感でとても幸せに感じるひと時であった。

この生体は私が持ち帰らせてもらい、明るいところでみてみると、ディンプルのほとんどない、ピッカピカの個体であった。サイズは66.3mmと、出来過ぎな結果となりました。

さて、今回の結果はK氏がいたからこその結果で、決して私は樹液採集が上手いわけではないのです。採集は上手い下手ではなく、どれだけ楽しめたかが一番重要ですからね。たった3回しか行っていない今シーズンの樹液採集で、こんな個体に巡り会えたのは奇跡でしょう。K氏毎度ながらどうもありがとうございました。


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