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2009/01/18(日)
今シーズンの自作菌糸ビン
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長女が幼稚園の絵画展に選考されたと自慢してきたので、しょうがなく見に行った。本当はどんな絵か自分が一番気になってたんですけどね。 どれどれと街中にある駐車場に車を止めてまでクリエイト浜松まで行く途中、幼児絵画展と看板が何個かあった。現地につくと市内の幼稚園児の絵かずらりと展示してあり、相当うまい子がいました。明らかに大人が手伝ってますね(^^) で娘のはどれと見てみると”いもほり”した時の絵が飾られてました。絵画教室に通わせた甲斐がありました。 でもこの絵には隠し物があったんです。右下に一つだけ白い芋があります。???聞いてみると
”幼虫だよ”
”じゃあクワガタなの?”
”違うかぶと虫”
ちゃんとクワガタは朽木、カブトは土の中と分かっているようですね。教えて無いんだけどなあ。つぶやいてんのかなあ(^^;
さてまだビン交換の途中ですが、昨日の写真の中の1頭に34.8gがいましたが、この個体は久留米5番血統でなんと自作菌糸ビンBスペックで飼育した個体です。他にも同じく自作で34.0gもでてきました。
いやあようやく納得のいく個体が出てきました。自作菌糸ビン3年目の今シーズンは昨年の反省点を踏まえて、まず添加剤の見直しをしました。
これは昨シーズン3本目へビン交換する際にピンときて変えたのですが、昨シーズンもたしかに体重はのっているんですが、オアシスに比べると若干お尻周りが太いんですね。太さなんて測れませんので感でそう思ったんですが、沢山の個体をみればサイズの測定なんか必要ないはずです。 話を戻しまして、添加剤の見直しはまず重くなるので成虫サイズが大きくなりやすいと勘違いしやすいタンパク質の量を減らしました。この部分を強化すると体重は重くなります。1本目のビン交換からやけに体重の重い個体が他の菌糸ビンに比べ1個体ではなく全体的に多い場合は、この添加剤の配分が太らせる傾向が強いかもしれません。
幼虫に対する栄養素だけを考えるのでは、一工夫が足りません。菌糸も生き物ですからね。それを長期間に渡り餌にするわけですし、大型幼虫は居食いし自分の糞を食べるわけですから、栄養素は多すぎても少なすぎても良くないと思います。この加減はそうとう難しいとは思います。
それでAとBの二つのスペックを作ったんですが、この二つは添加剤が違うだけで他は同じです。添加剤だけですので、それほど大きな違いは出しにくいのですが、Bスペックの方が若干大きくなっている感じです。これは羽化結果までみなければ判断できませんし個体数が少ないので、まだなんとも言えないのですが、この若干はあと1mmを狙う場合は見逃すことは出来ませんね。
次に培地です。これは生オガから朽木へと大きく変わりました。幼虫は主にこの培地を食べているわけですから、これが添加剤より重要かもしれません。野外でも3令幼虫のいる場所は結構な朽ち具合になっているわけで、すでにシイタケで腐朽した状態の培地はオオクワには適しているのかもしれません。
ただ、加水分解はその分進んでいるわけですので、劣化するまでの時間は生木に比べ短くなる傾向があるように思われますが、自作した菌糸ビンを見る限りそんな事は無い感じですね。半年は楽に持ちますから。
さて、どうなるでしょうかね。自作で夢の85mmが狙えるかもしれませんな。
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