メルリンカートの気まぐれ日記
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2009/11/23(月) 新たな出会いを楽しみに
3連休は終わってしまいましたね。
土曜日は採集に行けたのですが、昨日今日はほとんど家の用事で終わってしまいました。
ビン交換を2本だけしたのですが、うち1頭の香川ワイルドからの累代F1個体のオスがいい感じです。
この個体の種親の兄弟と思われる個体はワイルドで初令採集して完品とは言えませんが80mmを超えてきました。兄弟たちも、実際に大型になりそうな要素をもっていました。これはサイズだけの判断ではなく、幼虫の成長具合や形状なんかをみての判断ですので、あくまでも推測で、そうあって欲しいと思っているだけですがね。
話が脱線しましたが、ビン交換した個体は2.5ヶ月で20.2g頭幅は12.2mm、まだ体重は伸びる要素を残していました。
しっかし、私の予想以上に自己採集物は当たりの種親を見つけるのは大変です。今のところF1、F2でこれはと思われる血統はまだいません。今後大型血統になるかもと思われるのはいますが、それもまだ確実ではありません。仮にF3まで累代するとワイルドを幼虫採集した場合7〜8年の時間がかかります。それに個体数も半端なくなりますね。とても個人ではできません。う〜ん、これは久留米で85mmを出すより、はるかに難しいようだ。まっ採りにいくのが楽しいのが唯一の救いですな。

さて、土曜に行ってきた採集記です。
はじめに、今回は採集初体験のマスコさんに同行してもらいました。彼と知り合ったのはメールが始めで、昨年マツノさんでお会いして話をしました。採集に対する熱意をいただいたので今回の採集行となったのです。フジクワさんのときと全く同じです(笑)ただ、簡単にはいかない趣味ですので、条件として数回程度で諦めないで欲しいと、これだけを伝えておきました。
このオオクワ採集は様々な考えの方がいらっしゃると思いますが、ベテランの方はそれまで全く知らない、採集未経験の方と同行することはあまりないでしょう。たぶん……。自分にとってオオクワをゲットすることだけを考えれば、単独で行ったほうが確立はいいです。それでも、私は単独より仲間で行くほうが好きですからね。まっそんな硬いことを言わずに同行すれば、志はだいたい同じになってくるでしょう。大人になってからの親しい友人とは中々できないものですからね。趣味ですから楽しまねば損です。
と言うことで5時に我が家に来てもらい山梨へと出発となりました。
天気もよく紅葉も綺麗だ!まずは最低限のルールみたいな話をしまして、クワ談義をしていたらあっという間に1ポイント目へと到着しました。
さてここは3年ぶりに来るぞ〜。何度か来ているが過去一度もオオクワを採集したことはないが、産地の名前は聞いたことがある。広い林なので何処かには居ると思うのだが。道中気になる小さな林に入ってみるも気配がない。
本命の林へと車を走らせ、荷物を持ち脚立を抱え、まずはゆっくりと山を進む。急な勾配と初体験の山にマスコさんは困惑しているように見える。台場クヌギに感動、大体こんなところにいるやら、本当に初歩的なことから説明しながら、かなりゆっくりとしたペースで登っていく。
途中いい樹液痕のある台木があり、ああでもない、こうでもないと説明しているのか単なるぼやきか、夏場にここまで入れれば、採れる気がする気配であった。と周りを見ると今年ぐらいに倒木になったであろう台木があった。これは!!
マスコさんに説明しながら、斧を振ってもらう。面白いように狙ったところと違うところに刃が入る。これには悪いが私は大笑いしてしまった。食痕を思いっきり追ってしまったら、出会ったときには1頭が2頭に増えている。最初は誰でもそうだ(^^;
一番気になる部分を叩いてもらっているときであった。ふと、10mぐらい先にある部分枯れが目に入った。この倒木でなく、あっちかな?
気になったら行く、これが意外と当たることがある。倒木は任せて私は脚立を使って3mの部分枯れに登り、チェックをする。手前はちょっと乾燥気味か……。
それでは上側は?とコツコツすると食痕が現れた。ちょっと細かすぎるが、カミキリだろうか?そっとそれを追っていくと、すぐにクワガタの幼虫が現れた。体制が悪かったため、あまり確認せずちょっと違和感があったので、とりあえず横において、下側も叩いてみる。また同じような細かな食痕が現れる。これはさっきと同じくクワガタの食痕だろう。それにしても硬い。硬いし、割りにくいので、下手をすると潰す。クワガタと分かった以上、注意しながら割っていったときであった。食痕の先に穴が開き、明らかにあいつだろうと分かる幼虫が出てきたのだ!
すかさず取り出し確認すると間違いない……。やった、ついにこの産地で採れた。
さっきの幼虫は!?体制を取り直して確認すると、間違いない。ここで大騒ぎせずに、マスコさんに幼虫を見てもらう。まさか、こんなに早くオオクワがでるとは思っていなかったであろう。オオクワが採れたよと言っても今一ピンときていないようだ。倒木で割り出した幼虫を持ってきてもらい、同定が一番難しいであろう、オオクワの2令とコクワの3令を見比べてもらう。ブリードではこんなことはしないので、分からないのは当然だ。私なりの要素を説明してるうちに私の中では幸せな気分で満たされたのであった。せっかくなので、状況をみてもらい”交代はせず”に、ここからは小道具を使い私が採り出す事に。来たばかりで状況が分からない状態で約2時間も待ってもらった(^^;
追加は2頭、計4頭はいずれも2令で最後の1頭は不凍液化しており、この時期にこの状態のオオクワははじめてみた。やっぱりフィールドでは、未だ分からないことが多い。手前からはコクワが混じり、ある部分で完全にオオクワとコクワが住み分けていた。
お昼も過ぎ腹越しらいにラーメン屋に向かって後半戦へと備えるのであった。続く……。


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