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2009/05/17(日)
ワイルド80mm?
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土曜は生憎の雨だったので、マツノインセクトにマットを購入に行ってきました。 そろそろ新たなシーズンに入る方が多いので菌糸ビンの製造に忙しいのかな?今回は菌糸ビンの話をしてきました。マツノさんのところの菌糸ビン用設備も10年を超えてますので、故障するなどトラブルがあったようです。 自分達より機械がダメになるなんてと笑ってましたんで、まだまだ元気ですな。いっその事辞めてしまおうかと言ってましたが、オイオイそれだけは、冗談抜きにやめてくれ。
その後は雨でポタリングに出かけられなかったので、通勤に使っている自転車の整備をしたんですが、まずは前後輪外して、チェーンの油を脱脂します。そのままお風呂場へ持ち込み、バスマジックリンでピッカピカにしてやりました。自転車って、水洗いが案外綺麗になります。駆動系は洗っては不味いところありますけどね。その後はプーリーとVブレーキ、そしてワイヤーをばらしてこちらも脱脂、そしてグリスアップと約1年分の汚れが溜まってましたので、動きが驚くほど蘇りました。 で、気が付くと12時は軽く回ってましたね(笑)実はもう少し作業をしたんですが、ちょっと改造もしています。こちらは、完成するまでまだ内緒(^^;クワガタでこの日記見に来てくれている方は何の事だか分かりませんね。
さてクワガタの話題に戻りまして、産卵セットは15セット組み終わりました。さすがにこれだけの数になってくると永久ループに入っている錯覚に陥ります。まだ、あと9セットあります。毎年思うのですが、A材として販売している産卵木でも、明らかにオオクワに適さなかったり、雑菌入りすぎているものがあります。本当にA材なのか、どういう基準で決めているのか分かりませんが、パッと見綺麗だとA材なんでしょうね。年輪まで見ないんでしょう。経験がある方なら適さないものは判断できますが、初心者の方がA材買って産まなかったら、リピートが無くなると思うんですがね。 産卵木と菌糸ビンは特にコスト優先、品質無視は、ブリーダーの楽しみを奪っている様な気がしますな。
先日この日記に書いた、頭幅のありそうな蛹君ですが写真を撮ろうと思ったらそっぽ向いて、背中しか見せてくれません。この個体は久留米の4番血統で32.4gあった個体ですが、ビン越しに蛹長73mmぐらいです。このぐらいだと種親である82.4mmで頭幅29.0mmを超えてくる可能性はあります。この4番血統は種親の遺伝を受け継いで長さと頭幅両方を兼ね備えた個体が羽化してくるかと期待しています。
話題はまだまだあって、昨年の4月に初令で採集したオオクワのワイルド個体ですが、この日記で何度か書いている通り37.2gまで成長しました。ボディーを見る限りあきらかに体重がのりすぎなんですが、まだ羽化する可能性はゼロではありません。中々蛹化の気配が無かったのですが、ようやく蛹室をつくりシワが出始めました。体重ほどの体長は期待できませんが、うまく羽化できればワイルド80mmmなんてのも出てくるかもしれません。これはワイルド幼虫を羽化させたギネスになるのでは?78mmぐらいまでは聞いた事ありますが、80mm越えはさすがにありません。ちなみに松野さんが採集してきた久留米は78mmで羽化したそうですから、ダイヤの原石としては十分に期待できる個体にはなり得ます。可能性は低いですが、うまいこと羽化までこぎつけたら、どんな結果が待っているんでしょうか?
次の話題に変わって、今シーズンの羽化第一号を掘り出しました。 山梨で終令採集した個体ですが、69mmとまずまずのサイズで羽化してきました。型はすらっとした、いかにも山梨という個体ですが、私はこのようなすらっとして美肌な個体が好みです。太いのもいいのですが、こういうのもね。極太個体のような迫力は全くありませんが、これぞオオクワガタです、という存在感がありますな。
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