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2010/04/07(水)
セミ化と蛹化
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今日は午前中仕事を休んで、長女の入学式に行ってきました。 新たな旅立ちで不安なのが、引越しのため友人がいないこと、まだ1年生ですからすぐに仲良しになるでしょう。
新居の方はいよいよ工事に取り掛かります。整地してから地鎮祭になるようですが、自分の土地に手が入るのはワクワクしますね。完成はまだまだ先ですが、気がかりなのはクワガタの引越しです。ちょうど2本目のビン交換前に、完成してもらうよう工事時期をあわせてもらうよう打ち合わせをしてきましたが、事が大きいだけに計画通りになるのか! 窓無しの専用クワ部屋は完成したら公開ですな。そう言えば先日昆虫フィールドのW編集長と食事をしましたが、その際この話をしていたので、また取材に来てもらおうかな。今年はいい個体が羽化してくるはずだし(笑)
さて、クワ部屋はいよいよ暴れ個体も少しずつ増えてきました。これをマイナス要素と捕らえてはいませんが、蛹室を作る場所探しのために移動しているわけですから、ある程度は仕方ないです。 今春羽化個体は35gオーバーが結構な数いますが、その中でも久留米38.8g、39.6gこの両個体には期待しています。数ヶ月前にビン交換してからまだ一度もビンに触れていません。ただ暴れの見逃しはないように、よく見える位置に置いています。 今年は冬の温度帯を少し高めに設定しました。これにより幼虫体重の伸びは期待できますが、代わりに菌糸の加水分解が早くなります。今の久留米なら、体重を体長にもっていけるだけのポテンシャルがあると信じています。ただ、このことによりもうひとつ違う利点がありました。これを書くと詳しい方なら温度設定分かってしまうので内緒です(笑) で、この温度管理ですがタイミングも重要です。タイミングはビン交換の時期ともリンクしてくるので、一概にこのタイミングというのはないですが、だいぶ失敗は少なくなりました。ただ、温度設定が高くなるとセミ化のリスクがあがります。 基本的に大型血統だからとか大型幼虫だからといって蛹化しにくい事はありません。国産オオクワですので、生態は変わりません。ただ小さい個体のほうが、温度変化には敏感ではあります。前蛹や蛹化後☆になってしまう個体もいますが、大型血統でもほぼセミ化はありません。個体差はありますので、温度ショックがかからない個体もいますが、特定の血統だけ全体的に蛹化しないとか蛹化が遅くなる場合は……?私にも分かりません。 我が家ですとワイルドでもF1でも久留米でも、ほぼ同じように人間側でコントロールできます。
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