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2011/10/21(金)
途中経過
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タイの洪水がまだ止まりませんね。 予想外のところから、仕事に支障が出てきてもう本当バタバタ、物は無い上に需要の高まりで価格が高騰。最悪な展開です。それよりも現地の方は大変ですから、できるだけ被害が少なくなることを願います。
今週はビン交換を毎日少しずつやってました。 久留米は30gアップは今のところ、なんと!! 1頭です。 1本目は私はオアシスをメインに使いますが、この菌糸ビンだと1本目はそれほど体重はのってきません。 私の使用した感じだとLEVIN-GのSP、これが一番体重がのりやすいです。 この体重は温度や血統も関係してきます。環境によりこの結果は変わりますので、鵜呑みにはしないでくださいね。 気になるのは体重の伸び方です。体長への還元率が良かった血統は過去、体重がのってくるのが遅い傾向の個体が多かったんですね。ピークをどこにもってくるかも重要かもしれません。 完品で羽化してこそ成果だと考えています。☆になってしまったり羽化不全になったら、やはり何か問題があるのでしょう。そのためには、その個体の適正な重さがあります。 初期から重くしすぎると、大型血統は余力が相当あるのでいいのですが、自己採集からの累代物のオオクワはお尻がまず収まりません(^^;一発の大型狙いであれば、バンバン重くしたほうが結果が出るかもしれませんね。 この幼虫体重は、実のところ限界に見える幼虫の体色が黄色く羽化が近い時期からでも伸びます。現にセミ化した個体は体重が伸びていき、やがて☆に……というパターンがあります。
さて、ビン交換して楽しみなのが出てきました。 自己採集から見つけた大型血統の原石と思っている香川産のオオクワですが3ヶ月で25gぐらいの個体が3個体出てきました。まだ伸びるでしょうから30g近くいくかもしれません。 種親はF1で80mmですから、次世代は81mm以上を期待しています。予想通り個体差もまだ大きいです。なので、次世代へと繋ぐ場合は種親選びが重要になってきますが、これは今までの経験が十分に活かせます。 異母兄弟やクロスライン、戻し高配など羽化してからじっくり考えようかな。 飼育方法はもう10年以上いろいろ試していますので、今から画期的な方法がそれほどありませんが、血統作りは自己採集からですと楽しさ格別です。 ブリードで出てきた疑問点、これを見に行くためにはじめた採集。最初はほとんど一人旅であった採集は採り方のコツもわからず約2年山に通って丸坊主を喰らい、ようやく採れたオオクワは格別でした。 坊主の積み重ねは後にこんなに活きてくるとは思わなかった。コツがつかめるようになると、格段にレベルアップ!しばらくして、大型血統になりそうな原石への採集に夢が膨らみました。 オオクワを狙い出して採集始めてから9年目に突入してようやく成果が目に見えてきた! ブリードとしてはまだスタートしたばかりですからね。大型血統で成果が出た方、一見遠回りにも見えるこの方法は深い記憶に残りますよ〜。
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