|
2011/11/18(金)
温度は要
|
|
|
ここのところ仕事でバタバタでしたが、少し落ち着いた!?でも師走に向かって忙しくなるでしょうね。世の中が! 久留米のメスセールはおかげさまで多数の方に購入いただきました。ありがとうございました。 掲載する前から問い合わせで購入された方のいらっしゃいましたので、来シーズンも久留米を強化された方がたくさんおります。
来春は85mmの羽化報告が多数あると予想しておりますが、中にはそれ以上が出てくるでしょうね。血統背景と過去の実績から考えて、83mmクラスは多く出てくるでしょう。 一発の結果だけを求めるのは、数勝負になり面白みがなくなってきて趣味が長く続かなくなりますし、それはその血統の力によって引き出されている部分が大きいです。アベレージをあげて、85mmが平均サイズなんて血統を作ったら凄いです。これは一発の偶然では出てきません。これがブリーダーの腕であると信じています。 ただ、私がギネスに認定いただいたときのサイズ83.3mm!これ以上のアベレージをもっている血統も出てきましたので、情熱をかければ85mm平均もあるのかな。
さて、寒暖差の大きい季節、温度調整に苦労している方も多いでしょう。温度調整はブリードの要だと思っています。 以前は毎日、数時間毎の温度を計測し、その日の気温や天候などで、どのような調整が必要か研究していたときが何年かあります。1日2日の簡単な調査ではなく数年レベルでやりました。会社に行っている時は必要な時期は毎日数回嫁さんに計測とメールでの報告をお願いしました。この継続が今経験と知識として役に立っているのは間違いありません。ネットで調べた情報とはこの部分は大きく異なります。 そんな苦労、いや楽しみかな、がありましたが今はそこまでやらなくても調整ができるような方法を見つけましたので、手間はかからなくなりました。 昨年は新しいクワ部屋に失敗だらけでしたが、今年はそれに比べるとずいぶんと改善しています。
あまりノウハウを書いてしまうと研究の余地がなくなってしまうので簡単に書きますと、我が家は1部屋をクワ部屋にしていますので、温度調整の基本はエアコンです。ただ、このエアコン、温度調整の精度ははっきりいって低いです。これを補う調整器具を何個か利用していますが、これもエアコンの運転方法と連動して調整が必要です。 完璧なものはできませんので、温度調整で許せる範囲。この調整で可能な範囲を自身で決め、それに沿うように器具を調整します。 外気温の状況にもよりますが、精度よく調整できるときは1日の温度差は0.1℃、大きいときは1℃強、このぐらいでしょうか。温度の振れ幅や振れる値、それに時期により温度差のほとんどない精度調整が必要なときもあります。 これらは菌糸ビンの種類やビン交換の時期、菌糸ビンの状況、それに中にいる個体の加齢具合と連動します。このためにはビン交換時期などの都合をオオクワではなくブリーダー側に持ってくる必要があります。 ここまでしなくたって、大型個体が出てくることもありますが、平均サイズをあげるのは、やはり経験と手間に当たる腕が必要なんでしょうな。
|
|
|