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2011/03/24(木)
ひとつ山を越えたかな。
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今回の東日本大地震により多くの方が亡くなり、今まだ多くの方が避難所で生活されています。 そうした中でこのきまぐれ日記を今は書くべきか迷いましたが、こういう時期だからこそ、ほんの一時でもクワガタで楽しんでいただければと思いました。クワガタどころではないという方もたくさんいらっしゃると思います。 先日も宮城の方から今シーズンのブリードは白紙になったと、怪我が無かったことだけがよかったとメールをいただきました。今は何も手伝うことができませんが、復興した際にはぜひお役に立ちたいですね。以前種親の選定について数時間話をしたんですが、気がついたら午前様。それだけ熱を入れていたので今回の件は、相当ショックでしょう。幸いなのは国産オオクワなら長寿なことでしょうかね。またチャンスがきます!!
さて、私はここのところ休日も出掛けずに家族で借りた約20坪の畑の草刈と区画分け、それに石灰まきをしました。文明の利器である耕運機は使ってませんから、全身鍛えるのにはピッタリです。かなり重労働なので、お百姓さんは凄いですね。 ここ最近農業の勉強をしていますが、クワガタと似ている部分が多いです。相手が生きていますから当然ですね。菌糸ビンの培地に当たる土、添加剤に当たる肥料など、肥料は即効性や遅効性、有機質と無機質、これに微生物などが絡んできて、それを支える土。植物にとっていい場所を提供するのが土、これを土台に肥料を与えるわけですが、これには温度も絡んできます。温度管理はできない代わりに種をまく時期を季節に合わせるわけです。これはブリードにもどこかで役に立ちそうです。
さてさて、クワ部屋では数ヶ月かかりましたが、ようやく狙った温度帯での温度管理ができるようになりました、たぶん……。たぶんなのは、まだ安定してからの経過日数が少ないからです。 設備投資も何個かしました。これまでの旧クワ部屋と新クワ部屋の大きな違いは断熱です。新クワ部屋は人が一人居座ると、1℃ほど温度が上昇してしまうこともあります。 保温効果が高いので、急激な外気温の変化でも室内は緩やかな温度変化になる利点はありますが、逆に返せば内部で発生する熱もまた逃げにくいのです。 これはエアコンにもよると思いますが、5.5畳の窓無しの部屋には6畳用のエアコンでは、場合により能力が高すぎてしまいます。それに温度精度が低いんだな。これによって狙った温度帯から外れたところで温度が安定します。このことに気がつくのに相当失敗をしてしまいました(汗) ここから設備投資で修正をしたのですが、簡単には暖房出力の弱い器具と精度の高い温度管理機器この2種類を入れました。 この冬は久しぶりに上、中、下段に置いた温度計の値を妻に1時間毎メールしてもらい、外気温や導入機器による、温度変化を注意深く連日監視しました。苦労した分だけ、今後にこれが役に立つでしょう。やり方がわかるまでは、本当苦労しますが楽しいですね(笑)しっかし、答えがわかっていても、それができないときほどもどかしいものはないですな。
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