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2011/03/07(月)
お山は花粉だらけ
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昨日は朝4時起きで採集へとマスコさんと出掛けてきました。雰囲気よさそうなところだと思って行ったんですが、その通り雰囲気はよかったんですが、肝心の朽木が本当少ない。これは樹種によるものもありますが、行ってみないと分からないですね。結果は見事な坊主でした(笑) 今回は相当辛かったんですよ。なにがって、花粉が!行けども杉だらけで、紅葉しています。風に揺れれば黄色い花粉が舞ってくるんです。普段そんなに酷くならない花粉症がこの日は相当酷くなってしまい、常に口を開いてないと息ができない。目もしょぼしょぼで、あまりに酷いんで採集途中に薬屋に向かいました。 この日は帰り道も頭がボーっとするし、今日もなんだか優れません。でもマスクしながら採集もなあ(悲)
さて、この日の採集で見つけた見事な蛹室。これはカブトですね。パッと見たときオオクワの蛹室かと思ってしまいましたが、そう甘くはないですね。ここまでうまく取り出せるのは珍しい。
採集に行っていると色々と気がつくことがありますが、例えば菌糸!自然界でオオクワが入っている材は菌糸ビンのような小さな環境ではなく大体はど太い材です。そこには様々な菌が入り混じっていますので同じ菌の中で育っているわけではないです。それでも問題なく成長していることから、菌糸ビンは種類を変えても良いだろう。こう思ったのはずいぶん前ですが、ブリードでも菌種を変えたところで、何の問題もなく育っていきます。 それよりも、湿気が多すぎたり菌で腐朽したあとに食せなくなるような菌の場合はそこを素通りしていっているようです。材を食べて成長しているので菌よりも腐朽状態が一番重要なのでしょう。 そう考えると菌糸の状態を維持する管理、一番は温度になりますが、これが重要になるんでしょう。温度管理は幼虫のためにするのか、菌糸のためか。これは答えがでませんが、フィールドに出るとブリードのヒントは大いに貰えます。 その逆も大いにありますが、ブリードにも採集にも力を入れている方は少ないですね。両方やると、仕事や家族との時間以外のほとんどをオオクワに費やさないとできませんので、相当気合を入れないと難しいですね。
さてさて、オオクワに出会えませんでしたから、また次の作戦を立ててみます。
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