メルリンカートの気まぐれ日記
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2011/04/01(金) 始動!そして佳境
新年度がはじまりましたね。連日不安になる情報が飛び交っていますが、今は見守るしかない。しかし原発の作業員は立派だ、見えない敵は想像以上に恐いでしょうね。

ペアリング第一弾を開始しました。まだ餌を食べていない寝ぼけオオクワがいますが、オスはメスが近くにいれば、がらっと変わります(笑)明日には餌を食べているでしょう!
今シーズンは、昨シーズン途中から採用したペアリングセットにしています。コバシャの中ケースに、30gの餌皿を中央において、両側は細めの産卵木を半分に割って入れています。産卵木割りには採集用の斧が非常に役立ちます。歯が薄いんでスパッと入るんですね。指なんて挟んだら一発でしょう(^^;
ペアリングセットに写っているオスのオオクワは今シーズン1番期待の10番血統86.1mmです。

さて、ペアリングも始まりましたが、今シーズンは佳境に入りそろそろ蛹化、羽化へと向かっていきます。今シーズンは最大で39.3gの個体がでましたが、これは体重だけであって、必ずしも羽化サイズに結びつくとは限りません。むしろ結びつかないのがほとんどです。
そこには大きな落とし穴があるのです。これは血統なども絡んできますのであくまでも個人的な感覚ですが、体重だけが伸びて羽化サイズがパッとしないと、横幅に取られたと思う……のではなく理由を付けたくなる。実際のところ、そのような感じを見受けられる個体もいますが、ごく普通の横幅、それに期待以下のサイズになることが多いです。
昨シーズン自分なりにいい結果が出てきたと思っていますが、それにはズバリ血統が大きく絡んでいます。
右の画像の個体は86.1mmの兄弟である10番血統の84.1mmです。この個体は頭幅は29.2mm、胸幅は30.3mmと頭幅が発達して迫力が出ています。頭幅が出てくるとアゴが細く見えるのですが、この個体はアゴも申し分ないです。それでは、この個体は最大確認体重で何gだったのか!
感覚的には35g以上は必要だろうか、いや36〜7gか!これがぐらい普通だと思う。でも、この個体は最大確認体重は31.6gだ!
このような傾向は7〜8年ほど前に、若干だが見られた。ただ最大サイズは他の血統に譲っていたのだが、これをインラインではなくアウトラインで傾向を伸ばしていった。なぜインラインでないのかはやってみればわかる。事はそう単純ではない。
アウトラインで血統のいいところをより伸ばすのは難しい。運も必要だが、それを掴む数を飼育して、全体の傾向を見なければならない。結果がでるのは種親を1年越冬させて、その幼虫を1年ブリードしての2年後。ほとんどが失敗するのは当然だが、少しでも成功の片鱗を見たい。このころは、未知な部分が多くて無我夢中だったので連日相当オオクワに時間を費やしても、苦労ではなかった。それが昨年ようやく目がでてきたように思う。長かったが、継続は力なりと本当に感じた。
体重の割に体長が出る。しかも横幅がでる。それにお尻の厚みが薄いので羽化不全もしにくくなってきた。

新シーズンこの傾向がでている個体を種親に使うのだから、結果はある程度約束されるかもしれない。ただ、順当に結果がでただけだと満足いかなくなるだろうから、また新しい傾向がある血統を作ってみたい。まだ明確な答えは見えていないが、これはブリードをしていく中で見つかるかな。
ちなみに86.1mmの最大確認体重は34.7gであった。


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