メルリンカートの気まぐれ日記
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2011/07/26(火) 掘り掘り
菌糸ビン投入も終わって今は掘り出し進めていますが、例年より若干羽化が遅い個体が多く掘り出しを待っています。
問い合わせも増えてきましたので、来月ぐらいには販売を開始したいと考えていますが、例年おおかたの集計が終わってから写真撮影してとなりますので、もう少し時間がかかります。

今のところ久留米は84mmが3頭とまだ固まっていないので、縮む可能性がありますが85mmいくか微妙なのが1頭います。昨年の血統とは違う方向性で狙ってきた血統が多いのですが、アゴはアゴ基から張り出す迫力個体もいます。
この大型でアゴの迫力を出しながら頭幅もある個体というのは、納得がいく個体は本当少ないです。頭幅が出ると、アゴが細く見えるんですね。この両方が兼ね備え全体的な太さが出てくると、今度は長さが出にくいです。
大型血統ですので、長さを狙って飼育する方がほとんどですが、長さがでてもヒョロヒョロであったり、数値だけでは表せない、バランスの悪さ。パッと見かっこ悪い個体だと、長いだけの個体でどうしてもインパクトに欠けます。
全部納得いくような完璧個体はまずありませんから、不足する部分を次世代の雌雄の組み合わせと個体差によって補っていくわけです。
このような個体に例えば体重より体長が大型になるような血統、はたまた平均サイズがでるような血統、これを掛け合わせると、少ないですが個体差で両方の特徴のいいところを持ち合わせる個体が出てくることがあります。
ひとつの方向性だけで進んでしまうと行き詰まると思いますので、血統のラインは年毎に分けて表年と裏年というサイクルでブリードするしているのが今の飼育スタイルです。オオクワは長寿ですから、この方向性の違う血統を掛け合わせることができます。飼育数が多い方はこうすると血統を作り上げていくという点では、より醍醐味が感じられますね。
個体にはあらかじめ、サイズの限界がありますので、これを引き出して、平均サイズをあげていくのはブリーダーの腕です。何年もかけて血統を作って行くのは、結果が出たときの喜びも違うでしょう。これができれば、オオクワ飼育の醍醐味はさらに広がりますな。

大型血統ばかりやっていると、腕が良くなった気分になりますが、実際には血統に助けられているのが良く分かります。
やっと山梨の自己採集ものからの累代でものでF1で77mmを超えてきました。山梨はあまり大きくなりませんな。私のところだけかな。形は山梨らしいアゴが細くスーっとしたスタイル。それにディンプルが少ない。いや〜これは種親決定かな。
種親は両親ともワイルドでオスが14gの終令で採集後すぐ羽化して68mm、メスが2令採集でなんと49mmまでいきました。両親ともワイルドにしては大型で期待していましたので、やっとそれなりの結果が出ました。


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