|
2011/08/24(水)
新成虫販売セール
|
|
|
新成虫の販売を開始しました。 まだ、全部の個体を掲載できていませんが、マイペースでやっていきます。久留米以外にも自己採集個体からの累代オオクワもおりますが、こちらは全く準備できておりません。
今年も昨年に引き続き新成虫販売セールとして表記価格から40%OFFとさせていただきますので、興味のある方は下記サイトからご覧ください。今年は長さだけでなく太さも楽しめると思います。
http://merlinkart.cart.fc2.com/
今年最も長さに対して頭幅の比率が高かったのは、写真の久留米8番血統の81.3mmで頭幅29.0mmでした。81mm台で頭幅29mmは初めてでました。 さて今年の久留米羽化個体をまとめたいと思いますが、種親は長さに太さもプラスした血統を多く使用しました。
今年は血統番号として2番、3番、5番、7番、8番血統がいます。裏年はあまりブリードしていないので5メスでした。 産卵数に極端な差があり、3番はオスが1頭、6番は同2頭しかいません。 家の引越しがあり、新たなクワ部屋での挑戦という部分でブリードの壁に当たることが多く、特に断熱効果の高くなった環境でのエアコン調整は大変でした。電気代の面ではいいのですが、締め切った部屋では6畳用のエアコンで、約6畳の部屋は能力が高すぎたようです。これをうまく調整する物を探して実験して、無駄が多かったですが良い方法を見つけたときは満足感でいっぱいでした。 この失敗が原因となり菌糸ビンの状態が例年に比べ悪いものが多く、結果として羽化不全も多かったです。 菌糸ビンの選択にも失敗がありました。これはその菌糸ビンが決して悪いわけではなく、私の飼育方法には合わなくなったというのが正解かな。少し前にも触れましたが、主に♂に使用したため、久留米血統に限らず羽化個体がメスに偏っています。 羽化不全しなくても羽に問題があったりと、満足のいくサイズであっても完品ではありませんでした。 羽化個体をみますと84mmが5頭とこれが最大でしたが、長さと太さを狙ってきた個体群が多いですから、十分な成果でした。 確実に前世代より長さ太さのレベルは上がっています。 それと簡易的なものですが下記羽化データを記載しました。 羽化不全個体はサイズが計測できませんので、計測可能な個体のみのデータとなりますが、ほとんどが80mmオーバーだとわかります。 1番小さな個体が79mmで2頭います。うち1頭は79.8mmと限りなく80mmに近いです。 私的には最大サイズよりもアベレージをあげていくことが、一番難しいと思っています。それは現在のように完全に他の血統とは逸脱した血統を使えば個体差により大型個体は出ます。これは経験上間違いないと断定してもいいでしょう。しかしながら、血統を作りながら大量個体をブリードすると、これは本当難しいです。全体の管理方法と失敗に対するリカバリー、先を見越したブリードここら辺は経験が必要になると思います。 下記結果は長さだけしか表記していませんが、太さは数値だけですと伝わりにくいので、メルクワショップにて販売個体をご覧ください。 特に8番血統は頭幅29mm以上の個体が半数以上でましたので、注目です!
2011年羽化 久留米血統オスのみ 2番血統 81mm 2頭 82mm 1頭 83mm 3頭
3番血統 84mm 1頭
5番血統 80mm 1頭 81mm 5頭 82mm 3頭 84mm 1頭
6番血統 84mm 1頭 83mm 1頭
7番血統 79mm 2頭 80mm 2頭 81mm 3頭 82mm 1頭 84mm 1頭
8番血統 80mm 1頭 81mm 2頭 82mm 4頭 84mm 2頭 8番血統はあと1頭羽化して間もないため掘り出していません。 幼虫体重35.8gあったので80mm以上は間違いないと思います。
ちなみに♀は2番血統19.2gが55.4mmと自己ギネスを0.1mm更新しました。
|
|
|
|