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2012/01/07(土)
血統書
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福袋の当選メールなど、バタバタしてきましたので、今日は朝起きて直ぐ、朝食前からクワ作業開始となりました。 もう少ししたら、マツノインセクトに行って松野さんに挨拶してきます。今日は現地でマスコさんに会いますので、楽しいクワ談義となりそうです。
お正月に実家に帰った際、親戚の柴犬がいたので我が家の家族4人で散歩に行きました。 数年前までは好きなんだが恐がっていた娘達もすっかり馴れてしまって、長女はリードを持って中々厳しい躾をしていました。数年後対象が私にならなければいいが……。 私も生き物は大体の者が好きなので、犬について調べてみると、やはり目に付くのは繁殖をしているブリーダーそれに血統書。 ブリーダーについては犬もクワガタもあまり変わらないことがあるようで、特定の犬種を長く飼育繁殖し知識も豊富な方もいれば、にわか知識で販売している方もいる。これは時間の経過でベテランブリーダーになりますが、やはり流行にのった金儲けのみで繁殖している方もいるようです。
血統書についてはクワガタと犬では大きく違います。血統書を発行している管理団体があり、子犬の血統書発行には親の血統書が必要であったり、DNA鑑定もあります。他にも生体に配慮した様々な制限が書いてありました。 一方クワガタ業界はブリーダーが血統書ならぬ証明書を自由に作って加工できます。ここにクワガタ業界の大きな落とし穴があります。 昨年とある件より、この事について深く考えさせられることがありました。現在クワガタのDNA鑑定には、最低でも足一本提供する必要があるそうです。これはむし社さんから最近聞きました。 もしDNA鑑定をしようと考えても、ここまでして鑑定する方はまずいないでしょう。この現状を踏まえると現在クワガタはDNA鑑定がほぼ無理な状況です。 個人で血統書(証明書)を作れると言う事は加工次第でどうにでも内容を変更ができます。 成虫であれば、その形であったりサイズ、ディンプルなど個体の特徴みたいなものはわかります。特に成虫のサイズは偽りは不可能です。 幼虫は何でもありです。種親のサイズから下手すれば亜種レベルで違う種親でも混ぜてしまえば、分かりにくい組み合わせもあります。
最近この手の信用性について問い合わせが多いです。私も販売している以上信頼で成り立っているものということは重々承知しています。 特に初心者の方が騙されてしまうことが多いようなので、信頼性を調べている方が多いんでしょうね。 特に幼虫購入は証明書や有名なブリーダだからといって安心をしてはいけません。クワ友さんができて、様々な情報が入るようになってきてから、じっくり考えたほうが良いです。 クワガタ業界のトップにいる国産オオクワガタ、この国産オオクワガタをブリードしている方が圧倒的に多いです。大型にしても形にしても、いずれも血統を管理して経過・結果を楽しむのが醍醐味の趣味です。年初めから重い内容の日記になってしまいましたが、ブリードに手が空くこの時期、種親等についてじっくり考えていただければと思い書いてみました。
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