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2012/02/01(水)
考察その1
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先週の土日は採集予定でしたが、嫁さんがインフルエンザの後に風邪の菌が入ったらしく、再びダウン。 こういうときはグッと趣味も我慢でしょう。 と言うことで実家から親と妹を連れて清水の久能へ! 久しぶりにイチゴ狩りに行きました。もう8〜9年前かなあ、正月にクワ友クラウンシチーさん家族とアグスさん家族と私の家族の3家族で一緒に行ったことを思い出しました。 クラさんは、まだ現役でこの趣味楽しんでる。アグスさん最近どうしているかなあ。
さて、ビン交換の考察について楽しみにしていただいた方、お待たせしました。 まず、以前の日記で間違いがありました。35gアップは14頭ではなく、15頭でした(^^; 今シーズン一番体重が重かった幼虫は38.4gです。過去2年39g台が出ていたのに今年は落ちちゃいましたね(笑) 一番体重が重かった血統は2番血統です。5頭の30gアップのうち34g1頭、35g2頭、36gがなくて37g1頭、38g1頭です。 この数値のみで想像すると87mmレベルが羽化しそうな感じがします。
すべては羽化してみなければわかりません。すべてが思い通りにはなりませんので、これから書いてあることはあくまでも参考程度に考えてください。ただ、この内容は文で書くのは数時間程度で書いていますが、実際の成果としてあげてきた結果を元に書いています。私が今まで長い時間をかけて経験してきた事からの考察になります。 何年も同じ血統を追い求めてきたからわかったことが多いのも事実です。人より一歩先に行くためにやってきた事ですので、文として読めば結果が出ていることですから、簡単なように感じますが実際には成果として出していくのは、一人だけでは気力も体力も続きませんから、家族含め周りの方を相当巻き込んでやってかないとまず出ません(汗) 書いている内容は結果を踏まえた端的な部分の考察です。実際には経験しないと得られない部分が多いため、
自身で試して経験していきたい方は生兵法は大怪我の元になりかねません。
この先は読まないほうがいいかもれません。(書くなよと突っ込まれそうですが、それじゃあこの気まぐれ日記が面白くないかと)
話を戻しまして、一番体重が重かった2番血統の種親はなんと、今シーズン一番サイズが小さい83.6mmをインラインで掛け合わせています。今シーズン唯一の83mm台の種親となり2009シーズン12番血統となりますが、この種親は頭幅が29.8mmもあるんです。狙いは頭幅なんですね。 種親である2009シーズン12番血統の成績を調べると38.8gというのが最高です。ほかにも37g、35g、34g等がでています。それでも最大体長は 83.6mmでした。 今シーズンの個体群の種親である前世代の2009シーズンを経過を調べてみますと最大体長を記録した10番血統86.1mmは34gでした。この10番血統は32gで84mmなど伸びもよく且つ太さも出ています。 次に成績のよかった11番血統、これは36gが85.6mm、39gが85.5mmとばらついています。成虫の形もばらつき、36gはスラッとしたタイプ、39gはガッチリしています。 他にも伸びがよかったのが2番血統31g、32gで84mmが2頭、5番血統は29gで羽パカになってしまいましたが85mmが羽化しています。 これら伸びのよかった個体を調べてみると、まず体重が菌糸ビン1本では30gには至っていない個体が多いです。これは成長曲線がスローなんですね。 また、成虫のお尻の厚みが薄いです。これはワイルドなんかがこういう感じの個体が多いです。この利点は伸び以外に羽化不全が減ります。頭幅は出ますので迫力はあるんですね。 このような傾向は2005シーズンの4番血統で伸びる傾向が現れ、2007シーズンの19番血統から伸びとお尻の薄さは出てきていましたが、最大体長は他の血統番号にゆずる結果でした。 ここで注目したいのが、2005の4番はインライン、2007の19番はアウトラインから羽化してきているんです。 では、その次世代である2009シーズンはとなりますが、2,5,9,10番血統が2007シーズンの19番の血が入っています。 全てアウトライン、厳密には親戚レベルのクロスラインです。これは複雑になりますので話は割愛しますが、種親の血統背景と組み合わせがいかに次世代に影響を与えていたか証明になりました。
ここまで読んでいただくと、種親の選び方が見えてきたでしょうか?
見えた方は……危ないです。
見えてきた方は、このぐらいに留めてください。
冒頭で書きましたが端的な結果のみしか書いてませんので、あくまでも参考程度です。 結果論ですので、書くのは簡単なんです。 この結果を出していくのは、手探りです。成功している部分のみをピックアップしていますので失敗は相当なものです。何事も真似るのと挑戦するのでは、重みが全然違ってきます。
さてさて、こうなってくると気になるのが、今シーズンの2番血統以外の結果です。 長くなってきましたので、これはまた続きと言うことで。
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