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2012/02/16(木)
考察その2
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クワ部屋の温度も幾分下げましたが、今のところ昨年のようにキノコ祭りまでにはなってません。 昨年はエアコンの予測機能が働いて、外気温が下がりすぎると逆にクワ部屋は暖かくなって、それはもう大変でした。エアコンに様々な機能がついていますので、いろいろ試しましたが結果はNG。 今シーズンは新兵器を何点か導入していて、コンマ数度で温度管理ができています。新兵器は部屋に来たマスコさんにはバレていますが(笑)、秘密です。みなさん温度管理は苦労しましょう。
さて、ずいぶん遅くなりましたがビン交換考察その2です。 その1は2月1日の日記に書いてありますので、未読の方はそちらを先に見ていただいたほうがよいかもしれません。 今回の考察内容も一部をピックアップしているだけですので、参考程度にしていただければと思います。
現在最高の86.1mmが34gから出ましたので、34gアップのみを一覧にすると 1番血統が34gが1頭、36gが1頭 種親は10番86.1mm 11番54.5mm 2番血統が34gが1頭、35gが2頭、37gが1頭、38gが1頭 種親は12番83.6mm 12番54.1mm 3番血統が34gが2頭、35gが2頭、36gが1頭、37gが1頭 種親は11番85.6mm 2番53.9mm 9番血統が34gが3頭、35gが2頭 種親は10番86.1mm 10番52.9mm 10番血統が34gが2頭、35gが3頭、36gが1頭 種親は11番85.5mm 10番52.9mm
前回の日記の通り体重はあくまで参考程度にしかならず、2番血統は今までの経験から推測すると86.1mmはまず超えてこないでしょう。逆に言うと、そのぐらい血統背景が重要なんです。 また、各血統番号で採れた幼虫の数に大きな差がありますので、数が多い血統番号が必ずしも有望にはなりません。 考察その1で書いた成虫サイズへの還元率の良かった2009シーズンの結果を踏まえると、還元率の良い血統番号に11番の血を掛け合わせているため、羽化結果はばらつきますが、還元率のいい個体は出てくると思います。 いくら還元率がいい血統番号と言えどもばらつきはあります。インラインで継続してこのような傾向が強まればいいのですが、残念ながらそうはなりません。インラインでいけるほど事は単純では無いんですね。 以前昆虫フィールドにも書いたのですが、最大サイズの出た血統と平均サイズの良かった血統を掛け合わせるといいと書きましたが、今シーズンはその傾向で種親を選んでいます。 そればかりでは面白くないので2番血統と9番血統はインラインの組み合わせです。 2番は頭幅狙いですが9番は正直楽しみです。私もどんな結果になるか分かりません。種親である10番血統は長年求めていた還元率が良くて幅もでると言う自身最高の血統になっています。この傾向が強く出て35gが87mmにならないかなあ。 今回は34gアップの個体しか記載していませんが、前世代の実績で29gで85mmなんてのもいました。羽化するまで結果はわかりません。
これも前回書きましたが、還元率の良かった個体群は成長速度がスローです。ビン交換後も体重をまだ伸ばしていると思いますので、結果としてサイズに結びついている可能性もあります。それを考慮すると、今回記載していない血統番号が最高の結果をもたらすかもしれません。
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