メルリンカートの気まぐれ日記
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2012/06/28(木) 久留米は10年
割り出しとビン交換も2/3ぐらいは終わりました。
産卵は計画通りにはなりませんから、最後は調整が必要です。

滋賀のワイルドメスが2頭いるんですが、1頭うまく産卵しなかったので長めに再ペアリングさせておいたところ、今朝確認したらバキバキにやられて☆になっていました。
滋賀県はオオクワが中々採れませんので、思い入れも強かったのですが仕方ないです。
もう少し落ち着いたら羽化個体の掘り出しも開始しようかと、35gクラスも順次羽化してきています。それ以上の個体はまだ前蛹と蛹です。今年は少し遅めなんですが、なんでだろう。

今年で久留米に出会って10年が経過しました。マツノさんのところで82mmを見て興味深々になり飼育を始めてから10年もたったんだなあ。
この10年この出会いがあった事で、自分なりにはできる限りのブリードをしてきたと思っています。
10年前と大きく違うのは当時は血統より飼育に重点を置いてブリードしていた時代のように思います。今は血統のほうが重視されますね。
この違いは大きく、現在は良血統を用意して大型を楽しむように変わっています。
大型個体を手に取る楽しみは、飼育環境を整える情熱があれば成就できるようになりました。

昔から変わっていない事、それは一発の大型個体!これは組み合わせや個体差によりその個体自身のポテンシャルがないと出てきません。
でも、そこには血統背景や種親サイズと言った事情も必要になります。

この血統背景と種親サイズは何らかの力があれば非常に優れた個体を用意できるようになったのが現在だと思います。
これは、超大型個体を羽化させるという時間が非常にかかる血統作りを一気に短縮することができたりします。ギネスを狙うには今はこれでしょう。

一方現在でも私にとって難しいことは、血統作りとアベレージサイズを上げていくこと。大型個体を羽化させる事はここ数年私の中では10年前のギラギラしていた頃とは大きく変わってきたのは間違いないです。

これを書いていたら今年の久留米の成果が気になってきてしまいましたが、どんな結果が出てもやれる事はやりましたからね。

2012/06/25(月) ピンポイント天気
もう6月も終わると言うのに全く気温が上がりませんね。
土曜に行ってきた灯火採集なんですが、林道をあがって行くと太いミズナラがボンボンッ。
そのまま上がって行くとぶっといブナが大量にありました。時間があったので、山の中にも入って立ち枯れや、倒木を多数確認。
標高は500mmほど、ここは東北地方からはかなり離れていますが、こんな標高にブナ帯があったんですね。
ただ、調べておいたピンポイント天気がボケで、予想気温から-5℃でした。
初日は19時で16℃、そのままどんどん下がって22時過ぎた頃には13℃台になってしまい、寒すぎて車で待機。
クワガタゼロでした。
二晩目は幾分よくて、19時で18℃曇ったおかげで、その後は16℃をキープ、ノコのペア、コクワ♂1、ミヤマ♀6と渋い結果に終わりました。
今回の採集は未知なるポイントでしたので、条件が悪かろうが逃げ道がありません。外灯のポイントもないので、耐える採集になってしまいました。
ピンポイント天気に振り回された採集になってしまいましたが、これで採集魂に火がつきましたね。
マスコさん、冬に引き続き探索採集お疲れ様でした。この地はいつか気温が高いときにまた行って見たいと思わせるポイントでした。

2012/06/22(金) ありがとうございます。
ありがたいことに昨日の日記に対して励ましのメールを何通か頂いて、気分がずいぶん楽になりました。
本当こういうのは嬉しいですね。

ずっと気分を沈めているわけにも行きませんので前向きに、いきますか!

と言うことで明るい話題として、久留米で85mmと84mmが羽化したと。種親オスに我が家の2010年10番血統が使われています。
この10番は86.1mmの兄弟になりますが、この結果にホッとしました。

オスが大型になる血統番号の大型のオスからは次世代大型のオスが羽化する。

不確定要素のメスとの組み合わせで結果がガラッと変わる場合もあるんですが、このような結果が出やすいのは我が家だけの傾向ではなく、他の方が出されたことに意義があると思います。
飼育方法は千差万別、結果が様々なところで出れば血統の要素がそれだけ大きくなります。

以前書いたことがありますが、この10番はメスが最大で52.9mmです。これがタマタマ大型個体が羽化しなかったのか、外産ヒラタのようになってきたのかはわかりません。でも不思議です。
だからと言って、メスのサイズは気にしなくていいのかと言うと、そんなに単純ではないでしょう。

こうなると私も自分の結果が気になってきました。
そして、掘り出した個体は……


67mmです(笑)。87mmじゃなく67mmです。久留米でなく昨秋山梨で採ったワイルド幼虫が羽化して2ヶ月ほど経過したので掘り出しました。
メスは44mmと大きいです。
しかし、いくら大型個体を見ても、このワイルドには違った良さがありますね。
大型はオオクワガタの魅力の要素のひとつでしかないとツクヅク思います。

さて、今週末はマスコさんと灯火採集1発目へ行ってきます。
今回は誰もライバルが居ないでしょう。だいたい私がその場所へ行ったことがありませんので、行ってみないと灯火採集に適している場所かわかりません。新規開拓はどきどきしますね。

2012/06/21(木) こりゃ参ったね。
2日前の台風4号の影響が甚大で翌朝畑に行くと、ほとんどの野菜が塩害で葉っぱが塩もみされたような状態になってしまった。昨年もひどい台風にあったが、こんなに被害は出ていない。浜松で6月にこのような事態になったのは初めてらしい。

これから収穫の野菜がほとんどだったのに……。呆然と立ち尽くす、農家の方の後姿はとても声を掛けられる状況ではない。私はまだ趣味だからいいが、生活がかかっている方はとてもかわいそうだ。
助成金を出すか検討しているようだ!
この夏野菜は自分は3月から計画表を作って土作りに勤めた。ゴールデンウィークも帰省せずに、その後のオオクワ産卵セットなど作業が忙しくなる前にやってしまおうと、せっせとやったのだが……。

少しでも復活してくれることを願って、今日は夜明け前から農作業。この2日間あまり寝ていないが、やれることはやったのであとは生命力に期待だ!

自然の前では何も成す術がないことを、ここまで実感したのは初めてだな。こんなに気分が凹むのは、そうそうないです。しばらくは立ち直れそうにないですな。

2012/06/16(土) 今年の傾向はどうかな
今週も先週に引き続きクワ作業で連日大忙しです。
割り出しとビン投入がメインでしたが、大型個体の産卵は例年手こずっていますので、今年はメスの数を増やしてリスクを減らしてみました。
全部が予定通りにはなりませんが、不足分は他のメスからの産卵で賄えます。ただ、割り出しの数が増えるのが……仕方なしかな。

さて、今日は西日本で大雨、本州も全国で雨模様です。
ちょうど今週ぐらいが月齢と照らすと灯火採集一発目にちょうど良かったんですが、これでは厳しいでしょうね。もうオオクワは飛来しているようですが、気温もあまり上昇しないので、複数採れる様な1次発生にはもう少し時間が必要でしょうか。それでも行っている方はいるでしょうね(笑)
今年は一発目の採集を天候など条件次第ですが、東北方面では無い場所に行こうかと考えています。今回は冬季採集の際に気になった場所なんですが、このような挑戦は過去何度かしていますが、まだ一度もオオクワはゲットできていません(^^;だからいつかはゲットしてみたいですね。
そして、今年もう一つ大きな楽しみがあります。長女も大きくなってきましたので、自己管理もできるようになってきました。我が家からだと1回の遠征で1500km程度の長距離採集になるので、今まで連れて行っていませんでしたが、今年誘ってみたところ、”行ってみたい”と。1回限りになるか、これからも着いてくるかは分かりませんが、オオクワにあまり興味がないのでどうでしょうかね(^^;


話はブリードルームに戻りまして、羽化個体も徐々に増えてきました。久留米は35gクラスが1頭ようやく羽化。蛹化不全と羽化不全が出ましたが、このクラスはまだ羽化が難しいんでしょう。以前は33gがこんな感じでした。
まだ掘り出しは1頭もしていませんが、他の事で手一杯なので余裕ができたらやろうかと。今春羽化する2011シーズン産卵させた個体群は体重をそれほど載せずに体長を出したいと考えてきました。過去36g以上になっても中々体長には結びつかなかった個体が多かったのですが、それには菌糸ビンや飼育方法も関わっていますが、血統も大きな要素になっていることがわかってきました。
今年羽化個体の狙いは35g前後で85mmもしくはそれ以上が複数羽化してくれると願っていますが、掘り出してみるまではなんとも分かりません。
途中経過までは体重の推移は予想通りになっていますが、どうでしょうかね。

写真は久留米3番の33g個体です。
種親オスは36gで85mmの11番、種親メスは32gで84mmが羽化した2番、このぐらいの体重の個体で85mmが何頭か羽化してくれると、今年は大成功になるんですがこんなことを考えていると掘り出したくなってきます。

2012/06/09(土) せっせと
先週からクワ作業も割り出しを中心に増えてきまして、毎日午前様になっています。
その事に集中してしまえば、精神的には問題ないんですが体力は年々きつくなりますね。いつまで続けられるかな。

問い合わせも一気に増えてきていますが、マイペースで返信しますね。
こちらの日記を楽しみに頂いている方からもメールを頂きますので、こちらもマイペースで更新です。

今日は朝7前に起きまして、起きて5分後からクワ作業開始で既に計13時間は作業していますが、この時期は仕方ないですね。私の場合はビン投入の時期をなるべく全個体近い時期にして大型を飼育する出発点をそろえるようにしています。こうすると温度管理からビン交換までブリーダーの考えるタイミングにもっていきやすくなります。数が増えるほどこれは難しくなりますので、この部分はやはりマイペースがあるでしょう。私の場合は300を超えるとこれが難しくなってきます。200なら余裕ですね。

さて、クワ作業の途中でマツノインセクトに菌糸ビンを買いに家族で行きました。
長女も次女も0歳の時から通っていますので、特に松野さんの奥さんには仲良くして頂いております。
話をしていると、長女がクワガタの折り紙を見つけました。これは東京オフ会の時にお会いした○○さんの娘さんですね。名前が書いてありました(^^)

時期的なものもあって、羽化不全なんかの話をしてきたんですが、良くある軽い羽パカはだいたいが体重の乗せすぎですね。これは途中経過は楽しいですが、多発した場合は飼育の失敗です。それ以外に羽が斜め横を向いたまま中途半端な状態で羽化したり、蛹の皮が脱げなかったり、蛹化時の奇形など……。
後翅がスッと伸びないときは大体羽化不全が多いと。これは自分も全く同じでした。
経験した数は松野さんの方が圧倒的に多いでしょうが、私も最近同じ領域に来た部分があります。それは……、環境を整えて飼育してきて酷い羽化不全の個体は、その個体が悪いと(笑)
羽化個体に一喜一憂はしますが、そんなに凹まなくなったのは慣れでしょうか、仕方ないと思うようになっている自分がいます。

現在10オスほどは羽化を確認しましたが、今年は羽化時期にバラつきが出て、まだ前蛹個体もいます。大型幼虫は大半が蛹化したばかりです。

今年の羽化個体は新しいクワ部屋になって、2シーズン目でようやく管理がある程度思い通りになってきていますので、羽化結果はどうでしょう。なにせマイホームをクワ部屋中心で建てましたので、楽しみです。

ただ、大きな不安が一つ。
隣の家が今日から解体工事を始めました。2週間ほど続くようです。今日はそれほどでもありませんでしたが、振動が気になります。

2012/06/04(月) 十年前
季節はもう初夏、6月になりましたね。
ここのところ天気が不安定でしたが、想定外の事態が起きましてサーバが設置してあるデータセンターに落雷があったので大変なことになってしまい、先週から缶詰状態になりました。
なんで天気の変化が大きい山間部にデータセンター作るかね〜。と文句を言いつつ、土曜早朝家を出発したときなんですが、10年ほど前に採集していたクヌギを思い出して目的地に行く前に少しだけ山に入ってしまいました(笑)
まだ樹液があまり出ていませんでしたがコクワのオスとメスを発見!オオクワは……この地域は聞いたことがありませんが、ヒラタはたまに採れます。
写真のコクワのアゴ分かりますかね。

さて、2011シーズンの久留米は羽化しましたでしょうか。まだ報告はあまり頂いていませんが、85mmは久留米で出ているようですね。皆が結果が出ると、その先を見たくなりモチベーションが上がる、そしてクワ業界が盛り上がる!いいですね〜この流れ。
十年一昔と言いますが、10年前の勢いのまま飼育されている方はほとんどいなくなってしまいました。9割以上はやめてしまっていますね。同じ趣味を同じモチベーションで10年継続するのは大変ですから、当然と言えば当然ですが3年ぐらいで終わってしまうのが一番もったいない。これから作る楽しみが出てきますから。継続していると意外なところから、意外な個体が羽化することがあります。
10年前というと80mmオーバーを羽化させたくて、知らないことが多いだけに一番情熱があったかもしれません。次年度82mmが羽化してから9年で4mmサイズアップ。90mmはあと10年ぐらいかかるんでしょうか。


さてさて、クワ部屋では新たなシーズンの産卵セットをしていますが、出だしはボチボチ、かかっていなかったり、空砲が若干出るのは想定内(笑)です。
今年は裏年シーズンになりますので、自己採集個体群を多めにブリードしています。正直久留米に比べると大きさは全く適いませんが、思い入れのある個体が多いですからね。
期待しているのがまず熊本、福岡久留米から近いこともあり九州の個体は大きくなる傾向が強いため、ダイヤの原石になる個体を期待しています。この産地は友人がすでに82mmをF1で羽化させていますので、そこまではならなくとも、80mm近くを期待しましょう。
他には滋賀、種親が77.7mmとワイルドとしては大型でゾロ目ってのがいいです。この兄弟は初2令で採集して、マスコさんと分けたんですが彼の家では79mmジャストが羽化しています。
他には香川ですね。これは既にF1で80mmが羽化していますが、この種親を使用して今年も自己採集血統からの大型血統の確立です。
前シーズンの経過を考慮すると、簡単には大型血統にはならないようです。


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