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2012/08/05(日)
掘り出した85mm
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この土日は新成虫の掘り出しを中心に嫁さんも朝から晩まで、時間を割いてもらいました。 おかげでようやく掘り出しもほとんど終わりました。やりすぎなのか、今日は背中にピキッと激痛が走った後、重いものを持つのが苦痛です(笑)そんな歳じゃないはずなんですがね。 オオクワガタの飼育サイクルは2年です。私の飼育スタイルは表年と裏年で違う血統を育てて、いい個体がいれば、表と裏で掛け合わせて楽しんでいます。このスタイルでずっといくと決めたわけでは無いですが、長いことやってこうなりました。 大型血統の久留米との出会いから今年で10年、今11年目に入っているわけですが、毎シーズン完璧なときはなく、失敗が今でもまだまだありますね。 未だにこの久留米血統は85mmは難しいと感じました。最大サイズ一発であれば運の要素が大きいのですが、これを世代ごと確実にレベルを上げていくのは大変になってきています。 これは血統背景のいいものを用意するだけではできないと感じています。ブリーダーの腕である飼育方法次第で結果はどうにでも変わる。これが今の久留米血統だと思います。 久留米血統といっても、血統背景で羽化する個体は大きく変わりますがね。 国産オオクワガタだけが天然サイズからブリードサイズがかけ離れ過ぎているので当然かもしれませんね。
さて、これは最近感じていることではなく何年も前から危惧していたことなのですが、最近は様々な血統が出てきています。結果も出ていますね。 皆が結果が出てくると競走が高まっていいと思っていたんですが、それが違う方向性にいっているような気がしてなりません。この不安は昨年多くのブリーダーさんとお会いして話しを聞いて、全く知らなかった事実を聞いた事により一層強まりました。 オオクワガタの大型個体は時間と考察などブリーダーの努力が実を結びつけてようやく結果がでるものと思っていたのですが、そうではなくなってきているんですね。 正直業界がこの方向に進んでしまうと、少し前の極太オオクワブームのようになってしまわないか心配ですな。
さてさて、気分を一新して羽化個体紹介一発目はギリギリですが85mmに届いた、久留米3番血統の個体です。34.6gから羽化した個体ですが、この85mmを超えてくるとテンションあがりますね。
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