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2012/09/23(日)
菌糸ビンを買いに
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今朝は雨が降っており、気温もグッと下がって秋が少しずつ深まっていると実感します。 庭の植物が季節には敏感なので、成長具合見ていると夏を乗り越えた菊科の植物は成長を始めました。暑いときは成長を止めて、冬眠ならぬ夏眠しているようです。
さて、夏の灯火採集も終わって昨日はマツノインセクトへ菌糸ビンを買いに行ってきました。 夏の採集談とブリード談を2時間ほどしてきましたが、今シーズンは68.7mmという自己ギネスのオオクワが採れましたので、持って行きました。 販売している生体はほとんどが80mmアップです。そんな個体をたくさん見てもワイルドのこのサイズがどのぐらい凄いかは分かっていただけました。 オオクワ採集している方であれば、70mmは一つの夢サイズですからね。あと1.3mmが遠いですが、中々採れないほうが長続きするのかもしれません。
ブリードは皆さんもうご存知かと思いますが、86.0mmと85.0mmの個体を見てきました。85.0mmは頭幅があり迫力があります。 久留米は85mmオーバーをしてから、まだ3年ほどですが、この85mmを超えてくる個体はまだ少ないです。全国でも20程度ではないかと思いますが、この少ない個体の種親というのは、絞り込まれてきています。そうなると、皆同じ血になってきてしまう。ここが難しいところで、良血統のラインを複数つくっていかないと、その先には中々いけません。 これが一発の結果を出すことと、血統を作ることの大きな違いだと思っていますが、あと5年後に一線で楽しめる血統を手にするには……。 やはり一工夫考える必要がありそうです。といっても、ここ数年のオオクワのブリード状況はブリーダーが圧倒的に多いこともあって、他種とはやり方が違ってきています。簡単に言えば、サラブレッドがたくさん居て、それを入手するのも難しくなくなりましたね。 早期羽化して、累代も加速しています。私は相変わらずですが、自己採集のからの累代があるので久留米のブリード数がそれほど多くもなくなってきました。 久留米としては、十分な血統背景の個体が皆さんのところにお譲りできたと考えていますので、今後はいろんなブリーダーさんが出てくるでしょうね。 私はマイペースでコツコツいくほうが、継続できそうです。
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