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2013/12/16(月)
未完成の血統
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寒波到来で急に寒くなりましたね。 そろそろ山に向かうと雪になっているときもあるので、先日車のタイヤをスタッドレスに交換してきました。 ただ、雪の中の採集は思わぬ怪我になりそうな経験を何度かしていますので、最近は無茶はしませんね。
さて、2本目の菌糸も食痕が目立つようになってきました。私は1月からビン交換ですので、あともう少し先ですが今シーズンの久留米は87mmや86mmの種親を使っていますので、次世代はひとつ山を越えた個体が見れるのではないかと期待をしています。 期待は2011年の2番血統。体重が伸びて羽パカや羽化不全ばかりでしたが、87mmやそれと同じぐらいの羽化不全☆個体がおりました。ただ、まだ未完成の状態です。これがなんとも言えないんですがいいですね。自分の手でこの状態を作って、細い道を渡りきったときの、その一瞬。大きな感動は掘り出したその瞬間しか味わえません。 現在大型血統はすでに十分に出来上がっています。それをやり方次第で手に入れれば成果はすぐにでます。でも、ここから先に行く方はおそらく目の前の成果だけにとらわれていないはず。遠回りして、いろいろ実験している方が後々成果を出す。 これは私の願望でしょうかね。いろんな事に興味を持って実験した方が、後々凄い成果を出すのが理想であったりしています。
理想と言えば、大きさだけでなく形も。形の好みは十人十色かもしれませんが、ワイルドがひとつの完成形というのは誰もが認めるところでしょう。これが本物ですからね。 ただ、ワイルド個体はブリードしているだけでは見れません。クワ部屋だけでこの趣味を終わらせてしまうのは、なんとももったいないです。ショップなどでは見れるかもしれませんが、山でであったあいつは格別。60mmを超えてきたあいつ。なんであんなにデカク見えるんでしょうか。その美肌とすらっとしたアゴ。太くなくともカッコいい。ただ本物を自分の手で採集するのは単独でなんとかしようと思えば2から3年はかかります。仲間がいれば早道ですが、これも遠回りのほうが後ほど成果を出すかもしれませんね。
さてさて、写真はおんどとりでデータ取りしている温度の折れ線グラフです。BE-KUWAで紹介したサーモとヒーターを使って、窓無しで断熱材を多く入れてもらったクワ部屋は±0.1℃程度で温度が安定しています。このおんどとりでデータを取るようになってから、エアコンの出力が大きいので一瞬ですが温度が急変していることが分かりました。これは以前から使用している温度計では計測できないぐらいの短時間です。要するに以前から使っている温度計は気がつくのが遅いんですね(^^; 参考にして飼育されている方が増えてきていると思うのですが、みなさんのところでは温度管理はうまくいってますでしょうか。 よければ状況でもメールでお知らせください!
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