メルリンカートの気まぐれ日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2013年2月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28    
最新の絵日記ダイジェスト
2019/06/08 マツノへと
2019/05/31 5月
2019/04/06 久しぶりに
2019/03/31 3月
2019/02/18 ハヤブサ

直接移動: 20196 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 月 

2013/02/27(水) 大きな賭け?
気がつけば、もう2月も残り1日ですね。正月明けたばかりだと言うのに早い。
で、気がつけばもうすぐ種親を起こさなければならない。あっという間に新しいシーズンが来ます。
まだ組み合わせは決めていませんが、時が来たらじっくり考えます。

今シーズンは冬の管理方法を一部大きく変えたのですが、今後の経過が楽しみです。
あんまり詳しく書けないので、分かりにくい表現になってしまいますが、例えばキノコがあまり生えなかっただとか、なるべく高温で羽化まで漕ぎ着けたとか、暴れが少なかったとか、とにかくこの大型個体と言うのは、なにかひとつの事がうまくいったように感じても、結果として出ない。ということも当然あります。
雌雄の組み合わせや、血統だけを一生懸命考えて、結果が出た。これは私の中ではちょっと違う。結果だけを求めるとどうしても、面白みがない。
これももちろん重要なんだが、色々飼育に工夫をしてみて、結果が中々でなくても、手がかりから過程を作って、いつかそれが花開く。
そのいつかは、何年もかかることが多くて後からようやく結果論として分かることも多い。
しかしこの久留米血統と言うのは大型血統としては、かなり作り上げられてきてはいるが、未だに飼育方法次第で結果が大きく変わる。
特に体重が伸びすぎてしまうと、うまくいかない。大型を楽しんでいるのに、なんとももどかしいが、これも今後の血統の作り方次第でまた変わってくるでしょう。

こんなの書いていたら、今シーズンの冬の管理は、大当たりかその逆か、失敗するシーズンもあって当然。飼育も確立したと勘違いして毎年同じじゃあつまらないですからね。

2013/02/21(木) マグロ
先週末に実家の清水に帰りました。もう20年ぐらいの付き合いになる友人が結婚すると言うので、仲間が集まってお祝い。
あの頃は若かったが、今じゃオジサンとオバサンだ(笑)
清水駅の裏手にある河岸の市という、魚市場に隣接するお土産屋があるんですが、ここにマグロ館ができました。早速行ってみると、混んでて駐車場に入れない。私は子供の頃ここに釣りに来ていましたので、裏に回ってごにょごにょ……。でもマグロ館に入れば人だらけで、午後2時だというのに、ご飯を食べるのに30分待ちだった。
で、私は名物?の漬けマグロいっぱい丼を注文。750円で漬けマグロをストップというまでどんぶりに入れてくれます。
大体マグロとご飯が2:1ぐらいになり、ご飯がなかなか食べられない。食べきれなくなって子供に手伝ってもらいました。人生初のほぼマグロの昼食でした(^o^)こりゃ人来るわなあ。

さてさて、今シーズンの冬の管理ですが、4つほど新しいことを考えました。既に3つ実行していますが、残りひとつは飼育に大きな影響が出るかもしれません。なにをやっているかは内緒です。
冬の管理は最後の一伸びをさせたい。温度をなるべく下げたくない。でもセミ化する。
温度を下げればキノコが発生する。
結果せっかく体重が載った幼虫も、羽化しなかったり、暴れたり、羽化不全だったりと、ここが一番難しいかもしれませんね。
一年で一回しか試せませんので、今まで様々なことをやってきましたが、管理には温度だけでなく時期や期間もありますので、どれがいいのかは中々答えがでません。
私の場合はあまり人のやっていることは参考にしません。と言うより、自分がこうと考えたことをとりあえずやってみます。
なんで失敗が多いんですけどね。サイズがでるのは血統の力だと考えてしまえば簡単ですが、それじゃあ人より先にはいけません。
理想は少ない数で狙って大型個体を羽化させたいのですが、そうはなかなか行きませんね。自分にとって数が多くなりすぎるとどうしても、作業ばかりになってしまって、大事な部分が抜けてしまうことがあります。

2013/02/16(土) 86mm血統メス単品販売開始
あと2ヶ月もすると新しいシーズンが始まりますね。
来シーズンは私は86.6mmが羽化した久留米の10番血統や羽パカとはなりましたが87.2mmが羽化した2番血統それに85.0mmが羽化した3番血統、もうひとつお尻が出ている1番血統の86.2mmを中心としてブリードをしようかと考えております。

大型のオスを軸にメスを選定していくと、組み合わせの当たりハズレはありますが、複数用意すれば個体差によりあっと驚くような個体が羽化してきています。
来シーズンは完品で87mm、まずはここを目標にしてきたいです。

さて、そんな久留米血統のセールを開始しました。
今回はメス単品を大幅に増やしています。ずっと前からご要望をいただいておりました10番や2番もおります。
数は少ないので興味のある方は下記リンクよりどうぞ。

http://merlinkart.cart.fc2.com

2013/02/15(金) 今年も期待できそうなのが
ビン交換も終わってブリードは一息です。
時間ができましたので以前からずっと問い合わせがありました、久留米のメス単品販売をします。
86.6mmが羽化した10番血統や羽化不全とはなりましたが87.2mmが羽化した2番血統も販売します。
2番は特に数が少ないので販売するか悩みましたが、種親を数えていったらキャパオーバーしましたので、少しだけです。
準備が整い次第近日中にメルクワショップで販売します。

さて、今回のビン交換で自己採集したオオクワからの累代個体では香川の4番血統が見事30gオーバーの31.3gがでてきました。種親はF1で80.1mmとして羽化したオスを使用しています。でもこの香川はまだまだばらつきます。30gオーバーはこれ一頭のみです。
この香川を累代していると、ブリードやり始めの頃を思い出しますな。まずは77mmオーバーを目指して皆飼育情報もネットも環境が整っていない中、温度はどうだとか、菌糸はここのがいいだとか言ってましたから。ビッダーズすらまだありませんでしたから、虫は虫屋からです。その頃はオオクワ採集にはまだ目覚めてませんでした。

さてさて、冬の管理はみなさんうまくいってますでしょうか。
私は毎度ながら、ここがあまりうまくいかず悩みどころです。血統ばかりが目立つようにはなってきていますが、飼育が上手くなれば血統の見極めがしやすくなります。それに自分の手元に種親として有望な個体も残せます。結果目の前の成果でなく、数年後が見えてくるかもしれません。
でも、そんなふうになったことはないです。なんででしょうね。サイズがある程度でても形がこうがいいだとか、兄弟ももっとレベルを高くしたいだとか、完璧はないみたいですな。

2013/02/12(火) エノキから
3連休も終わってしまいましたね。
昨日は体がずいぶんと重い感じでしたが、早朝から洗車してその後家族で畑の準備で堆肥を買いに行きました。
午後はこの地方特有の遠州の空っ風の中じゃがいもを植える準備をしました。皆でゆっくりやると、結構楽しいです。種芋の植え付けは3月になってから、収穫は6月ぐらいかな。今年は男爵芋を3kg買ってきましたが、うまくできるでしょうか。この前はそうか病という疫病にやられてしまいましたからね。

さて、冒頭の体が重い感じは……、土日に採集に出かけました。
いつものメンバー3人、Y氏、マスコさん私です。関西方面へ新規開拓に行ったんですが、途中滋賀県で高速道路を走っている際、雪が凄くてビビリました。
今回は相当いい場所を見つけました。が……こういうところはやっぱり上手い採集家の方が来ているみたいです。ことごとく確認したい部分のみピンポイントで確認されています。それでも全部確認できるわけではないですからね。可能性を込めて2日間歩きました。
これはと思ったのは胴回り80cm以上はあるエノキの切り株、高さも1mほどのものを2つ発見。手付かずです。カワラが入って、材としては完璧。
この地方は以前はオオクワが採れていたようです。が……ゴルフ場ができて山を丸ごと持ってかれ、ほぼ採れなくなっているようだ。
期待して確認していくと、やはりコクワマンションになっている、途中怪しい頭幅の幼虫が……頭幅2.7mm……でもどうみても違う。
そして違う部位から2頭目の怪しい幼虫が……頭幅は2.8mmでもなんか違和感がある。
結局この2日間は今後に期待できるポイントと材をそれなりに見つけることができるに留まった。

今シーズンは新規開拓は全く当たっていない(汗)毎年シーズンで1つ見つけるかどうかなのだが、ゼロのシーズンも当然ある。
オオクワ採集も色々ある。私の場合は新規開拓で当てるのが、最高の気分になれるのだが、この見つけたときの一瞬を味わいたくて、やっているような気もする。この方法は当たる確立は相当低くなる。山梨のような場所は材も豊富にあり、歩けばいい場所は見つかることがある。だが、雑木林があるような場所を求めての採集は一日歩いても、いい材どころかいい林すら見つけられないことも多々ある。
そしてようやく見つけても、その後その周りでオオクワを採るのは困難である。冬季採集はそういう難しさがある。でも、見つけた瞬間の感動は何度味わってもいい。

これを書いていると、ブリードもほとんど同じような感じがしてきた。近道はあるんだが、それもいいが、完全なる自己満足は遠回りすることにあるかもしれませんな。

さてさて、今回の写真は一瞬ドキッとした頭幅の幼虫です。1万円もしないcanonのコンパクトデジカメのスーパーマクロを使うと、ここまで寄れます。この幼虫の頭幅で2.8mmしかありません。アップすると頭部の形やらアゴも良く分かります。被写界深度が浅いので動く幼虫のピントあわせは難しいです。

2013/02/05(火) ビン交換の結果
気がつけばもう2月、この日記も少しサボっていました。
休日は長女と二人で出かけて「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影〈ファントム・ルージュ〉」を見てきました。もう小学校3年ですからね、あと何年デートができるんでしょうか。
これでは不公平なので次女用に帰りに3月公開のプリキュアの映画、親子ペアチケットを手に入れてきました。これで採集行くのも気が楽です(笑)あっもう一人いましたね。

さて、今シーズンの久留米ビン交換ですが、ずいぶんメスに偏っています。ちゃんと数えていませんがオス:メスが2:3かそれ以上にメスが多くなっているかも。2本目の交換のときにわかっていましたがね。長くやっていると、こんなシーズンもあるんですな。
30gアップは44頭と一昨年の裏年と比べても10頭程度少ないかな。オスはほとんど30gアップでしたので、オスの全体数が少ないだけで例年通りでしょうか。期待できるところでは34gが3頭、35gが3頭、36gが1頭37gが1頭です。


この久留米ですが、36gを超えるような個体だと過去の成果としては、羽化不全など成果は思わしくありません。体重の載りすぎは飼育の失敗ですな。
過去の86mmオーバーは86.1mmが34.7g、86.6mmが35.2gです。我が家ではこのぐらいがサイズを狙う上ではベストだと思います。これも累代ごと大型化していきますので変わってはいきます。
過去39.6gが85.5mmというのもありましたが、無事に羽化したとはいえ羽化サイズは十分ではありますが、体重の割には期待通りになっておりません。

裏年の個体は長さに加えて太さも狙ってきました。その成果は十分に出ていてて頭幅は29mm以上がほとんどという兄弟も出ています。太さは頭幅だけでは語れない部分はあります。これは極太やっているかたが詳しいでしょうか。厚みだとかアゴの張り出し具合や基部の太さ、私の場合は自分で手に載せてカッコいいかどうかが重要であったりします。
長さと太さを目指してきたのですが、太さについては予想以上に横幅に行き過ぎている感が自分の中にはあります。
太さは好みがあると思いますが、私はワイルドのようなすらっとした個体も好きで、この中で若干太さがあるような個体が好みです。
ということで、今シーズンは太さの部分はある程度残しながら長さがプラスになるように表年の種親と掛け合わせました。
幼虫体重から予想される羽化サイズより、長さが出る傾向にある血統である還元率のよい血統を持ってきましたので、前代より最大体重など重さだけで比べると若干落ちています。これは狙い通りです。ただ、これが思惑通り長さが大幅に伸びて、太さは太過ぎないぐらいような個体が羽化するかと言うと、こればっかりはわかりません。
経験則から予想されるのは、表年と裏年はルーツが違うところからきている個体が多くいるため、次世代ですぐに思惑通りになるのは限られた個体だけでしょう。
血統作りというのは本当難しくて、兄弟の成果が良い血統のみを自前で十分に用意するのは至難の業であり、それであるからこそ、情報を調べていい種親を入手します。でも、こればっかりになると、次世代での成果は確かに出やすくなるが、本当の醍醐味は味わえない。それに、今は成果が2番目3番目であっても、その次ではどうなるかわかりません。隠れた潜在能力は形には表れていない。飼育過程の傾向や、飼育して感じるもの。これができたら職人です。
今は結果がすぐに欲しければ方法はある。でも、何か大切なものを忘れそうです。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.