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2013/03/10(日)
キノコ発生比較実験
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花粉が猛威を奮っていますね。昨日は外に居る時間が長かったので酷かった。 この時期の採集はきついです。昨春のことですがあまりにも酷くて、薬をもってくるの忘れたので途中で下山して薬屋に行きました(笑)その後は採集どころじゃなくなり坊主……いいわけです。
さて、写真は現在の菌糸ビンの状態です。全てオアシスのLビンですが、冬の管理を終えてこれから終盤戦へと向かいます。 今シーズンの実験で4つの管理方法を試しました。この管理方法ですが、交換時期、温度等……これ以外にも様々な要素がありますね。様々な要素、この要素ごとに変化をつければ結果が変わるわけですから、管理方法の組み合わせは膨大になります。 どんな管理方法をしたかと言うと……すいません、ちょっと書けないのですが、実験の途中経過ですが菌糸の状態を左右するキノコの状態のみを公開します。 写真の上側が菌糸ビン全体。下側が菌糸ビンのキノコが生えた部分アップです。
A……側面に少しですがキノコが見えます。でも、もう成長は止まっています。 B……Aの管理方法にプラスアルファでもう一工夫してみました。側面にはほとんどキノコは発生せず、上部にキノコが発生。 C……Aの管理方法と同じような管理をしましたが、より厳密な管理をしました。しかし側面のキノコの発生具合はAとあまり変わらず。 D……キノコは一切発生せず。だが、この管理は難しい。一工夫しないと、全てをこの状態を持っていくのは困難。 ※この写真の結果は菌糸も生き物である以上バラつきがあります。見た目で平均的なものを結果として比較しました。
どうでしょう。この結果をみるとDがいいですね。でも、この管理は今はまだ難しいんです。AとCの結果にあまり差が見れなかったので、Aの方が管理に幅があり失敗の可能性が低いです。 BはAにプラスアルファしてありますが、これが結果的に管理もそれほどシビアでなくキノコの発生がAやCより抑えられました。
じゃあ来シーズンはBで……とはならないんですね。この結果はあくまでもキノコは発生にしか焦点を合わせていません。結果として欲しいのはオオクワガタのサイズです。まだ途中経過ですので、結果は出ません。しかも1シーズンで答えがでるほど甘くはありません。 キノコに苦労されている方は多いと思います。でも、私がこのような状態に持っていけたのは、過去の度重なる失敗の経験です。 こんなことしなくたって、現在は血統の力がありますから結果はでます。そう一発はね。ただ、その先には中々行けないのです。継続して結果を出していく、それは大変です。なので私の場合は飼育が安定する方法を常に探しています。 そうすると兄弟の傾向が見えてくることもあります。羽化不全や途中に☆になったりする個体が多い場合、なにせ組み合わせや血統やらとなりがちですが、ブリーダーによるところもあるかもしれません。 こう考えると、まだまだ飼育には工夫のしようがありますな。
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