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2013/04/18(木)
何よりも確認が重要
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月曜からトラブル対応出張で昨日まで缶詰状態でした。 今回は茨城県の日立市に行ってきたんですが、電車で5時間以上、採集の遠征じゃないと心が躍らないので遠い……。北に30kmぐらい行けば福島県です。でも車窓からはいい雑木林見えましたね。 茨城県北部も面白そうなので、そのうち採集に行ってみたいな。最近思いつきで行ってしまうんで、なかなかオオクワに出会えないんですが、面白いんですよ。こういう探索採集って!
さて、ペアリングをはじめていますが、最近メールでの質問が多くなってきたので、この時期の注意点を! これはテクニックではありませんが、ペアリングと産卵セットは特に注意して間違えないようにします。 私の場合はペアリング表がノートに書かれているので、まずそこで確認して、生体の管理ラベルと照らし合わせ、ペアリングセットに生体を移した後も再度管理ラベルとノートを確認し、ペアリングセットが当日分出来上がったら、もう一度管理ラベルとノートを見て全体で間違いがないかを確認します。 産卵セットも同じく、ノートと管理ラベルを何度も確認します。重要なのは確実なこと、時間をかけてじっくりやる。 ここでの間違いは大型血統を作っている以上致命的な問題になります。はっきり言って素性がわからなくなったら、血統管理ができません。
そんなの確認だけじゃんと思うんですが、数が多くなってくると産卵に失敗する生体がでてきます。産卵していないからといって、産卵木を換えて他のメスを入れていませんか?オオクワはマットに産むこともあります。それに幼虫はマットにもぐりこむこともあります。 あらゆる可能性を考えて、産卵セットの共有はNGです。 産卵に関しては一番信用できるのは自分です。でも最初の種親など何らかの形で種親を入手する際は、販売側の情報を信用するしかありませんから、これがどれだけ重要かは、初心者の方は特に注意してください。最初が肝心です。
話がそれますが、私の場合は熱心にブリードされた方から報告をいただきます。そしてそこには血統番号が書かれています。これで次世代の方向性がなんとなくですが見えてきます。そうなんですよ、この情報は結果だけ書いてあっても、そこに辿り着くまでは最低でも1サイクルは飼育する必要があるので、実は貴重な情報なんです。本当ありがたいことです。 このような情報が有益になることは、まずは当たり前ですが自分が血統管理を徹底していなければできません。 血統番号をごまかして譲るような心の小さな人は、マニアの方はまずいませんから、上手な方は自分以外の情報も活用しているかもしれませんね。
話が脱線してしまいましたが、この時期はペアリング相手の確認と産卵セットの共有はNG、これに注意です。 そして、そんな曖昧な状況でブリードした個体販売もNGですね。 それに幼虫購入する方、十分にご注意ください。ちなみに私は今年も自分のブリードで手一杯なので、幼虫販売は予定しておりません。
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