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2013/07/18(木)
もう少しで一息できるか
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連日割り出しに追われていましたが、ようやく終わりが見えてきました。でも、掘り出しがまだ全然出来ていない。 今週末もクワ用事があって、今その準備もしています。これは私がいつかやりたかったことで、凄く楽しみなんです。時間に追われているのに用事を増やしてしまいましたが、趣味ですからね、楽しまないと。何をするかは、このクワ用事が終わったら書きます。
今年はペアリングがうまくいかなくて、産卵が遅れたメスもおりますが今シーズンは採るのを遅らせて幼虫期間を減らしてみようとも考えておりましたので、これが目論見どおりに幼虫期間が短くなるかは別として、お試しとしては面白いです。ただ、遅れた血統が偏った感はありますね。 久留米は超大型のポテンシャルを持っていても、ちょっと体重をのせただけで羽化不全のオンパレードになります。中には個体差で1個体だけ突出した個体が現れることもあるんですが、これはハッキリ言って、たまたまうまくいっただけであって、私の中では失敗でしかありません。これは個体差に助けられただけです。 兄弟の結果が重要なのは、しっかりとした理由があります。突出個体のみになってしまうと兄弟の傾向が見えません。それにその突出した個体が次世代にいい結果を必ずもたらす訳ではなく、この兄弟も他の違う傾向の血統と掛け合わせることで結果がでています。
結果だけ出すのは私の中ではあまり意味がないです。結果につながった経過が重要です。85mmの種親を複数用意して86mmを羽化させる。これは数を飼育すれば出ますね。でも、ここから88mmが羽化するような血統を作るのは相当大変です。そうなんです、私の中ではこの経過を見て自分で考えて自前の種親メインで血統を作っていく、この方法しか満足できなくなってしまった。
産地物も同じで、人が採ったオオクワをブリードすることは全く興味がでません。新潟のレア産地で採れたオオクワが1頭目は産卵せず、翌年運よく採れたメスを今年同時に採れたオスとペアリングして、なんとか5頭の幼虫を確保できました。 頭幅は2.5mmぐらいのワイルドオオクワとしては普通サイズで、久留米に比べると明らかに小さいです。長さがあるわけでもないので、大型にはなりません。70mm前後で羽化すると思いますが、それでも少しの形の変異や美肌、中には美形であったりの楽しみがあります。 ワイルドからの幼虫をじっくり見ていると頭部の色や形をじっくり見ますのでワイルド幼虫を採ったときのことが頭をよぎって、楽しい気分になりますな。
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