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2014/08/21(木)
回り道から得られる事
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昨年末に採集した激レア産地のオオクワですが、羽化した個体見たらスジがあってホッとしました。 東海地方での採集個体ですが、この近辺ならず広範囲に5年ぐらい前から、採集仲間でいろいろなところへと探索に行っていましたが、一向に当たらず。昨年末雪の中、ふと入った雑木林で朝一発目でゲットです。あれだけ苦労したのに、当たるときはあっさりしたものです。 採集時は2令で性別はメス、材はコナラで立ち枯れの電柱です。頭色や幅、形、体の色や動きなどからオオクワと同定しましたが、オオクワは2令の同定が難しいのと、完全な新規開拓場所だと、疑いの目が相当でます。 キノコは難しいんですが、緑ガワラか茶色いキノコどちらか。野外では菌は何種類も 混生しています。この茶色いキノコはチャッツリとか言われていますね。このキノコで朽ちた材からオオクワをたくさん採集されている方のブログを見ますと相当採集上手ですね。もうずいぶん前に一緒に採集させてもらったことがありましたが、今でも情熱変わらず、すごいものです。
話はそれてしまいましたが、5年でたった1頭ですが、自分の中では相当価値のある個体になりました。
このような激レア産地のオオクワですが、当然発見してからは何度か近辺を探索しましたが、追加個体が全然見つかりません。人間の確認できる範囲はごく一部ですからね。 このような産地での採集は他にもあり、関東でも2産地あります。うち1産地はその場所近辺を探索しようとなっていましたが 、当日私は行けず採集した際は居ませんでしたが、この2産地もたった1頭しか採集できていません。
オオクワは様々な場所に本当に少ない数ですが、生息しているんだなと思います。 この1行は実体験すると、心の中には深い思い出ができます。ドライブ中や仕事の合間などふとしたときに突然林が目の前に出てくるんですよ。 妄想の中で、見つけた木に向かって行ってオオクワを目の当たりにします。病気かな(笑)
このような完全な新規開拓は灯火採集ではまだ当たったことがありません。東北地方なら割と広範囲でオオクワいるんですが、違う地方ではこうはいかない。 と言うことで今週末は北陸方面へ新規開拓です。昨年はしずくわの先輩ガクさんと行きましたが、雨と低温に泣かされました。今シーズンも一緒に行きますが、今回は条件だけでも良いといいんですがね。10年くらい新規開拓続けれれば、とこかで出会えるのではないかと淡い期待があります。
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