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2014/09/04(木)
80oからでも85o
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明日は栃木県へと出張なんですが、昨日は震度5弱、今日は震度4とちょっと恐いな。 一昨年岩手に灯火採集に行った際に大地震が発生しましたが、アルコール プラス 寝不足の昼寝でも完全に目が覚めてしまった。 これ思うと、今でもこちらの地方に住んでいる方は大変だと感じますね。
さて、今シーズンの新成虫販売ですが、もう少しで準備が整いますので6日の土曜日より販売開始します。 今年は87o、86oの直仔がいますので、興味のある方は生体の写真が見れますので下記サイトよりご覧ください。まだ20個体しか写真が用意できていませんが、これでも相当時間かかりますね。 http://merlinkart.cart.fc2.com/
最近の超大型個体作出の傾向ですが、以前とは変わってきたと感じることがあります。 血統背景が重要であることは変わりはないのですが、種親に使用するオスのサイズはけっして85oとかの超大型個体を用意する必要はなく、80oあれば85o以上が羽化するという状況になってきています。 ただ、よくよく考えれば過去の傾向からも一度一線を越えた血統は、その後も掛け合わせや温度、菌糸など条件が満たされれば、種親のサイズを大きく凌駕するサイズは羽化してきていました。それを踏まえると、今の85o越えというのは80o程度の種親からでも羽化するが、種親の血統背景には十分考慮する必要があるという結論になります。 でも、これだけを考慮すると、み〜んな同じ方向にいってしまいます。そうすると誰が運を持っているかにもなりかねません。これは情報が発達している以上、ある程度しょうがないですね。
ただ、初心に帰ると、大きくしたかったのは、私の場合は飼育が上手になりたかったから、冬季の採集を始めたのは、幼虫の生態を知りたかったから。原点に帰るほど、結果より経過を重視していたと思います。最大サイズを出したいのは、その裏付けが一番重要であった。 血統というのがついてきたのは後からです。 ということで、今年の飼育では例年と大きく菌糸の割合を変えてみています。例年はオアシスが多いのですが、今年はスズリさんお勧めのE-24を使ってみます。LEVIN-Gも使いますが、体重はオアシスよりのるのは確実でしょう。 温度管理も変更して、以前から実験してよかった飼育方法を取り入れてと、ここまでやると結果がまた変わってきます。 初めて菌糸ビンを手にしたのが14年ぐらい前だったと思います。温度管理も知らずに、情報もなかった。失敗したことから自身でいろいろ実験してきましたので失敗方法は相当知っています(笑) うまくいくかは分かりませんが、毎年同じ事をしては、モチベーションを保つのが難しいですから、毎年いろいろ試してみたいと思っています。
今日の画像は1番血統の84.2o!こいつは種親に形が似てカッコいい。それにわりと美肌。やっぱりゴツゴツよりはいいです。
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