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2015/03/23(月)
レア産地へ
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気温上昇で採集には不向きなシーズンになりましたね。 と言いながら、また採集へとでかけてしまったんですが、私の場合ブリードも自分なりにきっちりはやっていますので、オオクワに掛けている時間は相当多いです。平日もあまり休みなしで10数年。我ながら良く続いているなあ。 今はペアリングや羽化シーズン直前でいろんなことを考えながら、且つ新規開拓採集場所の下調べや日程調整など、まあやることは相当多いですね。 こればかりではまずいので、そろそろ家族サービスででかい事をしないといけないんですよ(笑)これも自分で考えないとならない。で、こちらも計画しています。
でも、今年はちょっと、いやずいぶんだな、大きな事を頼まれましたので4月はこれに集中する予定です。何かはそのうち必ず分かりますので、今は謎!?にしておいてください。
さて、話を戻しまして土日はマスコさんと泊まりで採集へとでかけていました。 今回はレア産地へと向かったんですが、以前からこの産地は聞いたことがあり、実際に友人で採っている方もいます。 ただ、相当薄いこととぐらいしか分からないし、ぼんやりした場所も分からないので、こういうときは正直行ってから現場見て決めればいいんです。 普段の探索はオオクワがいるかもわからないところにも結構行っているので、今回は気が楽でした。
初日の午前中はまずは車で山見学ですね。あてずっぽうに入っても時間だけが無駄に過ぎるので、ポイントとなり そうなご神木とか、竹林や広葉樹、針葉樹とのバランスや山の深さなどを見て入る山を決めます。 決めたところで、今度は入る場所を見つけ車を止め、あとは山に入りひたすら歩きます。気温が高く思っていたより、緩急が多い斜面であったため、一気に体力が奪われます。野生動物も多く新鮮な糞が目立ちます。 山の入り口はクヌギが多くありましたが、登るにつれコナラがメインに変わってきます。尾根まで登ってあたりを見回して、朽木探して歩く。いい空間があっても、いい朽木もあるところには本当出会いません。 立ち枯れはカレカレで水分なく、かと言って倒木はべチャっとしていて良材は少ないですね。チャツリは中々見つからんしで、午前中があっという間に終わっ てしまった。 簡単に書いてますが、山の中登ったり降りたりで3から4時間、ほとんど歩いていますからね。気温も高いので体は相当きついです。
軽い昼食を済ませ午後は移動して別の山に入りましたが、ここも午前中と同じような感じでいまいちぱっとしません。 夕方ポイントが大きくずれている可能性もあるので、ドライブしながら明日の入る場所を探索することにした。10km以上は移動して、別の方面へ行くも雰囲気はいまいち。 宿に向かい、居酒屋でマスコさんと作戦会議ってほどでもないけど、明日どうするかと話し、疲労しきった体は9時半に爆睡状態になっていたようだ。
2日目の朝、宿で朝食を済ませ。7時半には出発!昨日と反対側の山に入ることにした。いきなりぶっといクヌギがあり、 少し移動しただけで昨日とこうも違うかと驚いた。この林は太い竹林の中に太いクヌギとコナラがあり、朽木も多くここならオオクワが住めそうだと思える環境であった。 こんなレア産地、まずオオクワがいる環境かも分からない。採集者なんて来ていないので手付かずの切り株が大量にあった。丁寧に確認していくとコクワとカブトが大量にいます。 食痕が出るたびにドキドキしているんですが、本当なかなか本命には会わない。そのときでした、ぽこっとあいた空間からは
オオ……スズメバチでした。顔の目の前の位置を確認していたんで、非常に驚いた。ここも成果は出ませんでしたが、いい場所を見つけました。 2日目も軽く昼食を済ませ午後の部に入ると、またいいクヌギ 林が見つかりました。尾根まで行ってもクヌギがあります。それにコナラもあるんですが朽木が少ない。こればかりは歩くしかないので、ひたすら歩きましたが、今回はここまででした。
この2日間、採集者の痕跡はほぼありませんでしたが、レア産地なんでほとんど採集者がこないのか、的を外しているかは分かりません。 本命が出ればあとからそれが分かるんですが、このようなレア産地は1回では、ほとんどわかりません。今回は次につながる収穫があったので十分ですね。ほとんどの探索は二度目はないところが多いですから。 それにしても本当暑かったなあ。マスコさんいつもありがとうございます。
写真は食痕がたくさんあったコナラの立ち枯れ。樹皮もはがれてこんな状態で立っていました。左が全体で、右が食痕の拡大。オオクワが居た気配がちらほら、あと2年早く来てればなあ。
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