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2016/01/14(木)
九州遠征 採集編
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オフ会のときにヤマレイさんから頂いた信玄餅、久しぶりに食べたがうまいねえ。 きなこが飛ぶんで、番外編の食べ方をしてみました。ヤマレイさん、なんと全員にプレゼント、ありがとうございました。
http://www.kikyouya.co.jp/enjoy/more11/more11-5.html
さて、九州遠征の採集編です。 2年前に筑後川周りを探索しましたが、もう木が無い、あっても民家で土俵にあがれない。 事情はわかっていたので、別の産地を下調べして向かいました。 始発で新幹線で出発して、レンタカー借りて昼には目的地に到着した。 現地についたばかりに写真を撮ったのが、今回の写真だが見ての通り青々している。 クヌギがあると思っていたが、ほぼ無い……。筑後川周りより少なく、これはかなり厳しい。 車で移動して広葉樹のある山を目指すも、ないんだよ。いくら移動してもない。 ようやく出てきた若いクヌギが生えている、本当に小さな林に入ると答えが出た。 ぶっといクヌギは根元から切って、ホダ木として利用しているようだ。 それでも、少ない朽木を探して確認すると、なんでもない切り株からコクワがわんさかです。 50以上は出てきて嫌になる。根元に行けばヒラタ。オオクワは居るのか!
パターンを変えて、山中に入ってみても、木が密集しすぎて全く雰囲気がない。 平地には少しは広葉樹があるが、車で山を少し登ると杉と竹オンリー。 1箇所だけぶっといクヌギ林を見つけたのだが、今は手入れされておらず、うっそうとしている空間に本命はいない。 そんな感じで1日目を終えた。 2日目をどうしようか非常に悩んだが、2年前と同じ場所に行ってもいいことはない。 夜はオフ会があるので、大きな移動もできないことから同じ地域内で大きく移動して、探索することにした。 静岡県から九州への採集は、早々いけない。なのにこの状況、つらすぎる……、厳しい状況は心との戦いになる。 軽自動車であったため、細い林道を走っていると、開けたいい場所にでた。朽木が数本あり、ここからようやく怪しい幼虫が出てきた。それが下の写真だ! これじゃ、全然わからないでしょ!?山の中ではこれを同定しなければならないのです。
頭部やボディー大きさはオオクワ初令ぐらい。でも、採った瞬間はオオクワに見えなかった。よく見ると、頭部の張りが不足しているのだが期待を込めたくなる。 こんな個体が4頭ほど出たのだが、1頭潰してしまった。 とにかく諦めることだけはしたくなかった、午後になりようやくいい雑木林を見つけた。クヌギとコナラが混在して、空間も申し分ない。 この地域にいるなら、ここだろう。と期待をこめても、コクワしかでなかった。 3日目はオフ会のメンバーと一緒に筑後川周りの観光採集で、今回の遠征を終えた。
今回の採集は距離が遠いこともあり、気合を入れて真剣に採集したのだが、まだまだのようだ。このような採集をして採れたときの感動は大きいし、最高なのだが、多産地でも採るのが難しいオオクワだけあり、初めて訪れた土地で採れるほど甘くはない。修行のようだが、これがまたいい。
今年も始まったばかりだが、2回の採集に行き、いずれもオオクワが居る場所なのかもわからないところへ向かった。ネットで出てくる情報だけでは実際のところは分からない。歩いてみると、よく分かるのだが、こればかりを継続していくには、相当忍耐力が必要になる。 幸いまだ懲りていないので、次回もこのような採集をしたいと思う、懲りてきたら違う場所に行きますがね。
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