メルリンカートの気まぐれ日記
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2016/04/03(日) 終令は続く
今日は日中非常に暑く、先日収穫した玉ねぎの片付けをしたあと耕していたんだが、前日の採集で腰が……、長女に手伝ってもらってゆっくりやりました。こういう時は柔道部は力があっていいですね。

さて、採集記続きです。

このあとも樹液木を探して進むのだが、藪が深く脚立が非常に邪魔だ!あっでも今回はこれでオオクワ採れているから、良かったんだが。
マスコさんが脚立を使って材の確認していたので、私はお気軽に樹液木を探しながら進んでいくと、やっぱり見つからんねえ。幼虫がいそうないい材が何本か出てきた。だが数本確認するも何も出てこない。さらに進むと、オオクワが入るキノコ(カワラとかニクウスではない)が生えている立ち枯れがあり、南側はキノコが古く、加湿気味っぽいことが多いのだが、北側は同じキノコが新しい状態で生えている。
樹種とキノコの組み合わせ、空間や日当たりなどの複合的な要素になるのだが、南側で産卵して材の加水分解が進むと、状態の良い北側にいくだろうと考えた。
まずは南側から確認していくと、古過ぎて既にカブト虫に材が食われている状態で、食痕が分からない。丹念に確認したのが分からなかった。じゃあ、終令になっているかもと北側に手をつけると、古いが太い食痕が現れた。食痕は茶色に変色している。長い食痕を追いかけていく、この追いかけている時間は非常に楽しいのだが、なかなか主が現れないので、やきもきする。
食痕が荒くなり、外側へ向かいだした。蛹室を作る場合こういう食痕になるのだが、それを追いかけていくと穴が開いた。よし、成虫がいるぞ〜!写真を撮り中を覗くと……抜けていた。どうやら来るのが遅かったようで、大ききから確実にオオクワなんだが、ぬけてしまったようだ。
がっかりしながら、蛹室の下側を確認すると、もう1本さらに太い食痕が下へと向かっているではないか。長い食痕をもう一度追いかける。状況からオスのオオクワがいる可能性が非常に高く。あとは成虫か幼虫か、抜けてしまっているか!
食痕を追いかけた先にあった穴の中は、終令幼虫だ!まるまるとしており、頭部が大きく、またもオスであった。
ということは、先ほどの空蛹室の主はオオクワのメスであろう。

このあと脚立が邪魔なので下山して、他のポイントへと車を走らせる。
3、4年前に入った場所の奥へ行く事にしてみたのだが、針葉樹や竹林が多く、広葉樹が少なく朽木も少ない。散々あるいて、なんとか1本いい材を見つけ、マスコさんが不明幼虫を1頭だした。オオの2令っぽいのだが、少し違和感がある。
何山か超えた後、農道にでて歩きやすくなったところで疲労感が出てきた。気がつけば樹液木を探し始めてから既に7時間休憩無しでほとんど山中を歩いていた。昼ごはんも歩きながらであったのだが、最後だからと無理したが、一度休憩を取ることにした。
休むと一気に疲れが出始める。歳だな(汗)、このあとも探索を夕方まで続けたのだが追加はなかった。

実際採れた材を確認する際には、そんなにじっくりは考えていないです。ぱっと見たときの思いつきや感で確認しているんだが、ほとんどオオクワはいない。どれだけいい条件が整っていても、数が相当少ないだけあり、そうそう見つからない。
坊主の数だけ、無駄が減ってきますので、根気よく継続していくしかないです。

実際には山中を歩くのは体力も要りますし、野生動物や滑落、遭難などの危険が伴いますので、1回もしくは数回行くと嫌になります(T_T)、早朝出発で帰宅は晩と時間はかかる。行くのにも交通費がばかにならない。ろくな成果がないことが、最初のうちは数年は続く、これを乗り越えられる方は、あまりいないので、相当覚悟して興味でたら挑戦してみてください。
ワイルドはブリードで得られる個体とは、また違った感動があります。
ブリードで手一杯だと、たまにしか行かないようでは、まず採れるようにはなりません。オオクワが採りたいと、採れるようになりたいとでは意味が違いますから。

採集の帰り際、マスコさんと話をしていたら、気がつけばもう7年一緒に採集を共にしているんだなと。
最初は久留米好きなブリーダーだったんですが、気がつけば採集も上手になりましたな。途中、様々な産地に行く事にはまった際、全然採れない時期が続きましたが、それでもやめる気にはならなかったようですね。
じゃあブリードシーズンがんばりましょうと分かれたのが印象的だったな。今回もありがとうございました。


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