DIARY
日記というか写真集…ときどきマンガ
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2005/03/25(金) 獣医さ〜ん その2
簡単なことである。
タウンページを開いて調べるだけでよいのだ。
しかし、それができずにずるずる過ごしていた。

なぜなら、最初に行った獣医さんとのやり取りで、結構心が衝撃を受けていたからだ。あらかじめ電話をかけてから行かなかった自分のミスも許せないし、いかにも『こんなもの連れてきて!』という迷惑そうなオーラがびんびんと伝わってきたので、意気消沈していたのだ。「どうせ、密輸固体だろう」とか「こういう鳥は、東京のいかがわしいところに行くと売っているんですよ」というその獣医さんの言葉に、幻滅すら感じていた。オウム病とPBFDを混同して説明なさっている上に、最新情報をご存じないんだなぁ、と獣医さん不信に陥ってしまっていた。

だれでも痛い思いはしたくない。また、同じ目に遭うのが嫌で、小心者はタウンページを開くのをためらっていた。

ある日、勇気を奮い起こして、タウンページを開いた。そしたら、いっけんだけあった。『爬虫類・鳥類・小動物 ・・・コバタン・キバタン・オオバタン・・・』しかも、近い!毎日通っている、うちの寝たきりじいちゃんが入院している病院のお隣じゃないか!!
即、電話をかけた。
「すみません、毛引き症のキバタンを引き取ったのですが、診ていただけますでしょうか?」
獣医さんは言った。
「キバタン?勿論診ますよ!キバタンはいいですよ〜!。優しいし。時々噛むのもいるけど、いや、ほとんど優しいですよお〜」
と、えらくキバタンびいきである。
「キバタンクラスの大型鳥、富山で飼っている人は他にいらっしゃるでしょうか?」と聞いたら、
「いや〜、いないでしょう〜。」
と言う軽いお答え。
キバタンを飼っている人がいないのに、タウンページに『キバタンも診ます』と、宣伝を載せていらっしゃる獣医さんらしい。
しかも
「で、いくらだったんですか?」
と、逆に質問されてしまった。
『引き取ったんです』
と言っているのに
『いくらだったんですか?』
と、聞いてくるこの獣医さんはいったい何者なんだろう?
『う〜む、おぬし、もしかして、出来るな!?』
と、思って正直にお引取り金額を言ったら、
「いやあ、いいことされましたね!」
と、お褒めの言葉。

でも、いったいどういう意味なんだろう?
『毛引き症のキバタンを引き取って、良い行いをされましたね』
と、言う意味なのか、
『少ない金額で、キバタンを手に入れて、うまいことやったね』
と、言う意味なのか、さっぱりわからなかった。
『ブリーダーさんのところから若鳥のキバタンを入手すれば、こんなに毎日苦労することもないのになぁ。』と、思うのだが、まあ、どちらにせよ、褒め言葉にはかわりはない。キバタンが好きな獣医さんには間違いないようだ。

最後に獣医さんは言った。
「あなた、そう、慌てないで、もっと暖かくなってからつれてきてください。」
そう、電話をかけた日は、今年一番の大雪の日だった。
寒かった心はなんとなく温かくはなったが、お外はホントニ寒かった。
鳥たちの保温に気を配ることにした日だった。

写真 寒いときはトルーライトのの上が温かい テンニョインコのベルちゃん


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