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2005/07/27(水)
子犬の思い出 その2 写真はどこへ行った!?の巻
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写真がない。可愛い子犬たちの写真がない。生まれた直後の写真や初めて目を開けた時の写真がない! ピンボケのと変てこりんなのしか残っていない。 なくなった原因はそもそも私のおバカ発言だ。
子犬たちは4月に生まれたから、小学校の先生が家庭訪問にいらっしゃる頃には可愛い盛り。ヨチヨチヨタヨタと居間でじゃれあいながら走り回っていた。 息子の担任先生は専門が理科だったので、あいさつ程度に言ったのだ。 『これで科学作品作れるかしらぁ・・あはははは・・・』 勿論冗談だった。先生も乗り気はなさそうだった。
しかし、夏休みも8月に入ってから、先生から電話がかかってきた。 先生「進んでますか?」 母「え?何のことですか?・・もしかして・・本当に作るんですかぁ!?」 つまり、作品展に出品できるレベルの科学作品を作って欲しいという正式な依頼だったわけだ。 (それならそうと、もっと早く言え!) ただの夏休みの自由研究なら簡単なのだが、科学作品となるとそうはいかない。 野帳(観察記録のこと)と資料は分厚い方がいい。作文の苦手な息子はその日以来、カレンダーに書いてあった簡単なメモを元に、7ヶ月前の交配日にさかのぼって記録を書かされる羽目になった。生まれてから6年生になるまでに書いた文章の量より、夏休み中に書いた(書かされた)量のほうが多かったことだけは確実だ。 で、子犬たちの写真も資料として、提出したのだ。
テーマが変わっていたせいか、作品は市展で入賞。 しかし、あまり科学的な作品ではなかったので、県展では二位の銀賞だった。 ま、とにかく学校の名誉は保てたわけだ。 普通、こうした作品は作品展が終われば子供に返されるのだが、なぜか返してもらえない。入賞したので、資料としてしばらく学校で保管させて欲しいということだった。 『写真集だけは絶対返してくださいね』 と、何度も念を押しておいたのだが、6年たっても返ってこない。
先月、末っ子のチビの授業参観で小学校に行ったので、また、聞いてみたら、やっと本当のことをおっしゃった。 「次の年に参考資料として、他の学年に貸し出していたら、写真集だけがなくなった・・・。」のだそうだ。 (それならそうと、もっと早く言え!そしたらネガを保存しておいたのに・・・。) そこで教訓。 『おバカ発言はひかえめに 回収は早めに』
怒りもせず、引きつった笑顔で帰ってきたが、これくらいのことはやってもいいだろう・・。 それゆけ!モンモン!私有財産をぞんざいに扱った人に向かって! あっかん・・
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