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日記というか写真集…ときどきマンガ
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2007/02/05(月) コガネメキシコインコ ななごんの記録C
文章が書き進まなくなることを『筆が止まる』という。
鉛筆やペンで書いている場合も妥協して『筆が止まる』でもいいとして、
Wordで書いて・・・いやキーボードで『打って』いる場合も当てはまるのか??
『打ちが止まる』・・・・・???
新しい言葉だ。

Cななごんは見栄張る君だった
2006年前半 ななごんは大いに元気だった。
毎朝巨大溜め糞をこき、あちこちの止まり木や肩の上でラブゲロを吐き、その度に拭いていた。
異変が起きたのは7月1日。
膨羽・嗜眠の症状がみられ、翼を時々痙攣させていた。
すぐにプラケースの中に移した。
餌はよく食べているように見えたが、『食べているふり』だった。
シードの中身は砕いて下に落としていた。
ペレットも食べるふりをして砕いているだけだった。
鳥は見栄張りだ。
獣医さんのところに連れて行って糞の検査をしてもらった。
『まだ糞に異常は見られないが、薬を出しておきます。よくならなかったらすぐに連れてきてください』
ということだった。
薬は飲ませていたがよくならない。
黒い糞をするようになった。
粘り気のある透明な液体を吐き出した。
2回目に連れて行ったときに真菌症だという診断が下った。
そのう検査もしてもらった。
真菌はしつこい。
しかし、なぜ真菌が増えたのか。
塩分が入っている人間のものは食べさせてはいなかった。
ペレット主食。シードはおやつ。あとは果物。
家族が落花生を食べていると持っていってしまうことはあったが、量は制限していた。
それでも多すぎたのだろうか?
ストレスになることでもあったのだろうか?
クラミジア(オウム病)に感染している可能性はないだろうか?
しかし、ななごんは鼻水もくしゃみもしていなかった。目に異常も無かった。
下痢もしていなかった。
投薬期間中も結構元気だった。
飛び回ってもいた。
朝晩体重測定もしていた。
だいたい朝は116g 晩は126g
110gを切るようならフォーミュラを少々強制給餌した。
よくなったり、悪くなったりしていた。
何が原因だったのかわからないまま、10月いっぱいまで投薬は続いた。
調子を崩してから4ヶ月たっていた。

11月に入ってからやっと、おおむね元のななごんになった。
「おおむね」というのはちょっとだけ元気が無いように見えたからだ。
朝一の巨大溜め糞は以前より若干小さかった。
「ラブゲロ」もあまり吐かなくなった。
投薬期間が長かったから、体力が落ちているのだろうと思っていた。

12月に入ってななごんは突然吐き戻しをした。
ラブゲロではない。
また急いで獣医さんのところへ連れて行った。
今度は『そのう炎』という診断だった。
また、投薬だ。
しかし、このときはすぐによくなった。

またしても疑問がよぎる。
なぜそのう炎をおこしたのだ?
どこかに病気を持っているのだろうか?
疑問と一抹の不安を抱えながら2006年は暮れた。

さて、2007年。
1月24日は忙しい日だった。
しかし、その日にまたななごんは吐き戻しをした。
飲んだ水を吐いたのだ。みかんの汁が混ざっていた。
異臭はなかった。
糞の色も正常。下痢もしていない。しかし普段より量が少ないかとは思っていた。
またそのう炎かと思ったが、その日は獣医さんには連れて行けなかった。
体重だけは量った。
夜の体重122g。
昨日の夜は127gもあったのに変だな?と思った。
逆に127gという数値も変だと思った。重すぎる。
確かによく食べてもいた。
ケージを覗くといかにも『ちゃんと食べているよ』と言いたげに私のほうを見ながら食べていた。
『食べているふり』ではなかった。
翌25日
朝、ケージを覗くとななごんがまた大量に吐き戻しをしていた。
やはり前の日に食べたみかんの汁が水で薄まったような液体だ。
粘り気は無かった。
糞も量は少ないが正常な色だった。
すぐに体重を量った。
108g。
なぜ122gから108gに一気に減るのだ?
しかし、この日はかかりつけの獣医さんは休業日だった。
休業日診療をお願いする留守電を入れたが、すぐに連絡はこなかった。
フォーミュラを少し強制給餌したが、これが返っていけなかった。
命取りになったとも言える。
ななごんの調子は急激に悪くなっていった。
じりじりするままに時間はたっていった。
それでも午前中は元気に飛ぶことは出来た。
この日も忙しい日で、どうしようもないままに時間ばかりたつ。
夕方、獣医さんからの連絡を待ちきれなくなり、別の獣医さんに行ってみることにした。
ついたのは午後4時過ぎ。
診察室でも、まだななごんはちょっとは飛んだ。
とんで上着に飛びついてきた。
ななごんは食滞をおこしていた。
竜骨突起を触ると突き出していた。
体重はあったが、実際には痩せていたのだ。
助からないことがほとんどですと言われた。
家に帰りついたときはまだななごんは止まり木に止まってプラケースに寄りかかっていたが、足にほとんど力は無かった。
ケースの下に下ろした。
目を閉じてじっとしている。

午後7時過ぎ。ななごんを見ていた末っ子が呼んだ。
『ママ!ななごんが動いた』
ななごんは這うように動いていた。
急いで手に乗せた。
するとななごんは翼の筋肉をはばたくように
バタバタバタ バタバタバタ バタバタバタ
と3回ふるわせた。
そして千の風になって、どこか見えない空間に飛んでいってしまった。
ななごんは最後まで見栄張る君だった。


写真撮影日 2006年11月2日


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