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日記というか写真集…ときどきマンガ
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2007/04/17(火) 細菌性髄膜炎
予定ではジュリアの失敗談を書こうと思っていたのだが、予定変更。
昨日ニュースを見ていたら、『細菌性髄膜炎』のワクチンを無料で摂取できるように患者の家族会が厚生労働省への請願書提出したというニュースをやっていた。
早期発見・早期治療すれば後遺症を残さずに回復する確率は高くなるが、手遅れになると重い障害が残る恐ろしい病気だ。
年間1000人はこれにかかっているそうだ。
ワクチンがあって、先進国でこれが承認されていなかったのは日本だけだったそうだ。

19年前の12月24日のことだ。
生後一ヵ月半の長男を連れ、実家からもどり、夜、みんなでクリスマスケーキなどを食べていた。
しかしその日、赤ん坊は朝からあまりミルクを飲まず、寝てばかりいた。
変だ変だと朝から思っていた。
やっぱり変だと熱を計った。
高熱を出していた。
すぐに救急救命センターに直行した。
当直当番の担当医は首をかしげながら診察した。
大泉門をさわり、首をあたりを調べた。
そして、深刻な病気の可能性があると告げ、大きな病院に連絡を取ってくれた。
すぐに移動。
大きな病院で暫く待っていると、呼び出された小児科の先生が表れた。
CTスキャン。
それから骨髄液の採取。
これは下手すると下半身麻痺になってしまうから、看護士さんは力いっぱい押さえたのだろう。
赤ん坊のおなかには赤い手形がついていた。

診断名『細菌性髄膜炎』
即入院して、それから一ヶ月間抗生物質を投与し続けた。
年に1000人かかるその病気になっていたのだ。
細菌性髄膜炎は大人もかかる無菌性髄膜炎とは異なる。
生後間もない子供がかかる。

長男の場合は幸い障害は残らず完治した。
しかし、近年は細菌も耐性を持つようになり、抗生物質が効きにくくなっているそうだ。

もし、診察をした当番医が正しい診断をしていなかったらと思うといまさらながら恐ろしい。
運がよかったのだと感謝するしかない。

新生児から乳幼児がかかるこの恐ろしい病気があることを知っておいていただきたい。

この病気を知らない医者だっている。
そして手遅れになると、重い障害をかかえた子と暮らすことになる。
昨日のニュースはひとごとではなかった。
障害が残ったお子さんの映像もあった。
その子は始めに診察したお医者さんが誤診したので手遅れになったようだった。
涙が出てしまった。


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