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日記というか写真集…ときどきマンガ
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2007/07/23(月) 「キバ」の里帰り
年配の店員さんのあの涙はなんだったんだろう?
なぜ、あんなに目頭を押さえながら、目を真っ赤にされながら、涙をぬぐっていらっしゃたのだろう?

「コバ」という名前にかえられていた「キバ」をホームセンターのペットショップ富山店で見つけた時に、店員さんから聞いた話はこうだった。

・雛で来てから3年経過しているそうです。
・ずっとそのケージの中に入れられっぱなしになっていたそうです。
・一度獣医さんのところに行って注射をされてから男嫌いになったそうです。

最近ジュリア…つまり「キバ」と呼ばれていたキバタンと金沢店で遊んでもらっていたという方からメールをいただいたのだが、年齢に疑問がある・・・ということだったので、どうしても気になって、金沢店のペットコーナーまで行ったのだ。高速道路で…。

店の小動物コーナーまで行ったら年配の店員さんと若い店員さんが二人いらっしゃったので、年配の店員さんに話しかけた。
「すみません、ここに以前「キバ」というオウムがいたと聞いているのですが、そのオウムを飼っているのです。でも、年齢がはっきりわからないのです。教えていただけたらありがたいと思って来たのです。」
年配の店員さんは急に表情を変えた。
と、言うことは「キバ」を知っていらっしゃるのだと、すぐにわかった。
「駐車場に旦那と一緒に「キバ」がいるのですが、差し障りなければここまで連れてきますが・・」
と言ったら、年配の店員さんの表情がさらに変わった。

シード類を入れていた買い物籠を
「すみません、ここに置かせていただきます」と断ってカウンターに置き、駐車場で待っていたジュリア(キバ)を腕に乗せて、年配の店員さんのところまでもどった。
「キバ」です、と言ってジュリアを見せた。
年配の店員さんは言った。
「きれいになった」
そして、だんだん目が真っ赤になってこられた。

その年配の店員さんのおっしゃるところによると、
この店に勤めるようになってもうすぐ9年だが、勤めに来た時から「キバ」はみすぼらしい姿でここにいた。
毛引きの原因の病気かもしれなかったので、店の裏で隔離されていた。
でも大丈夫そうだったので、店の鳥と一緒にするようになった。
ダンスをしたりするので、お客さんに遊んでもらっていた。
ケージの掃除をする時に出したら、甘えてきた。
キバは新潟に行ったのだと思っていた。

「病気というのはPBFDのことですか?」
と聞いたが、年配の店員さんはわからなかった。

まあ想像するに、あまりにも毛引きがひどくてみすぼらしいので、PBFDかもしれないということになって、店の裏で隔離状態になっていたのだろう。

とにかく、金沢店が改装することになったので、そこにいた鳥たちは各チェーン店に分散して預けられることになって、その年配の店員さんが必死でかわいがっていた「キバ」ちゃんは富山店に行った訳だ。そしてうちに来た。
でも、店員さんにその後の消息が伝えられるわけではない。
雇われ店員さんは情報もないまま、あきらめるしかないのだ。

「キバ」は年配の店員さんの腕には乗らなかったが、なぜてもらうのを快く受け入れていた。全く知らない人にはなかなか体を触らせたがらないから、覚えていたのだろう。

年配の店員さんは言った。
「また逢えるとは思っていなかった」
そして、さらに目に涙があふれて、ハンカチで押さえていらっしゃった。

ねえ、ジュリア。
この方にお世話してもらっていたから、あなたは優しいんだね。

まあ、とにかく、推定で5歳だと思っていたジュリアは年配の店員さんのお話から、いっきに10才位まで、推定年齢が上がっちゃったよ・・・・・。

・・・わ〜い!私と一緒でとしまだ〜〜〜!!


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