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2010/11/02(火)
254 菊のお浸し
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お隣の畑からは野菜だけでなく、花も届く。 グラジオラス、カスミソウ(のようなもの)、ミヤコワスレなど。
おとといの朝、ビニール袋に入ったキクが玄関に置いてあった。 もちろん観賞用ではなく、花の部分だけ切ってある。
花を食するなんて「もってのほか」などとは言いません。 さっそく食卓の1品にしようと、女房が下ごしらえをしています。
シャリシャリする食感と、色合い、それに上品な苦みが魅力ですね。
子供の頃、家の生垣のウコギの新芽を摘んで、味噌和えにした味を思い出します。
質素、倹約を旨とする武家の生垣には、ウコギを植えるように奨励したという話も聞くが、少しは関連があるのだろうか…… などと頭を巡らせています。
キクにしてもウコギの新芽にしても、メインを張れるものではない。
酢の物や、和えものの名わき役として、季節感を伝えてくれる。 ウコギはもちろん春。
キクは、オールシーズンで手に入るが、朝採りは格別。
ほんのりした苦みが、秋を感じさせます。
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