|
2010/11/27(土)
279 空が広い
|
|
|
毎朝、会社に出勤しては道路を隔てた解体中のビルを見上げる。 今朝の光景が右。 だんだん空が広くなっていく。
私の年齢がひとけた台だったころ、楢山本町の実家に近い祖母の二階家の窓から見た光景を思い出す。
伸び上って北側を眺めると、木の内デパートの上部と塔屋の部分が、遮るものもなく見通せた。
まるで、映画やテレビのワンカット。江戸八百屋町の平坦な屋並みのようだった。 現在の都市計画法の用途地域でいえば、市中心部がすべて第1種低層住居専用地域のようなもの。 木造平屋や2階建が延々と続いていた。
空の広いこと。そして屋並みのなだらかなこと……
時代は下ってビルは次々増え、見上げる空は狭くなり、屋並みも凸凹に。
毎朝、見上げる空は広くなってきている。 そこに何が見えてくるのだろうか??
さまざまな“対の言葉”が頭の中に浮かびます。 楽観的にとらえたいのですが……
|
 |
|
|