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2010/12/17(金)
299 探し物
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今朝、冬物ズボンに足を通したら、ポケットから9カ月ぶりに中折れの靴べらが出てきた。使いまわしているもう1本との久しぶりのツーショットです。思いがけず、うれしい気持ちになります。
昨日、地元紙1面に「クニマス 山梨に生存」という見出しが躍った。 70年ぶりということで、関係者の喜びは靴べら発見の比ではないはず… と思うのだが。
「奇跡!! 」と、喜びを弾けさせる人がいる半面、冷静というか少し“冷淡”に思える受け止め方も。「絶滅を承知で毒水を入れたのは大きな過ち」「死滅させたことに思いをはせよ」……
素直に喜びを表現してほしかった。こんなうれしいことはないのだから。
絶滅を予期して、すがる思いでクニマスの命をつなごうとしたか、単なる結果か…… 死滅の5年前に、卵を移出した漁師の振る舞いに思いを致し、感謝すべきだろう。
そして、クニマスが里帰りできるように、生息環境も含め、手を尽くす。これが役目だろう。
それにしても、見出しの「生存」は頂けない。 ルバング島で見つかった元日本兵ではあるまいし。
“さかな君”の大手柄だとしても、クニマスをそこまで擬人化することはないだろう。「生息」と見出しを打ってほしかった。
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