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2010/05/20(木)
家宝が3つ無くなる!!
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「みなよん会」に出席して上機嫌の兄の口が滑らかだ。 「家宝が3つ無くなった!! 」。これは穏やかではない。
一つ目は、兄が幼児のころに火の見やぐらから落下、ナイスキャッチしたご近所の大工さんに。二つ目は、用水プールで溺れていた兄を助けた南中生に(たぶん学校へ)。三つ目は、有力者の息子の頭にけがをさせお詫びに。二つは、兄の命と引き換えなので許すとして…
兄とはだいぶ年が離れている。私のガキの時分は知力、体力とも歯が立たず相手にしてもらえず、物心ついてからは仙台の国立大学に進学して家を離れていた。兄はてっきり青白き秀才と思っていた。 「すべて時効!! 」と宣言した勢いで、語ること語ること。
自分とは少し年長で悪知恵にたけて喧嘩も強かったガキ大将に次ぐ副将だった。頭にけがをさせたのは石弓で放った石つぶてで、相手は投石で応戦していた…など。 そんな時の謝罪特使はおふくろだったろうなぁ〜と思う。
写真は私の保育園時代の弁当箱。その弁当を入れた手提げを振り回して園のガラスを割ったことがある。その時の仕置きには、いまだに理不尽に思う。たぶん、ガラス修繕代の人質にさせられたのだ。 迎えの謝罪特使はもちろんおふくろ。
おふくろもその弁当箱を捨てがたく思っていたのか…。 家宝の一つは赤い硯だったというが、他の2つは…… そんな時代だったのだろう。
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