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2010/05/21(金)
地球の歩き方
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昨夜、秋田駅前のとある小料理屋。夜行バスで埼玉の自宅に帰るという女性が秋田最後の夜を過ごしていた。
「さくらを見にきた!! 」。「エッ!!」 4月22日付の「サクラ追っかけむすめ」では、フライング気味の女性を紹介したが、このむすめさんは“遅すぎ!! ” ではなかった。乳頭のヤマザクラは満開で、天気にも恵まれ絶景を堪能したというのだ。
学生に見えるが30歳。昨年の夏以降、沖永良部島でスナックの季節従業員をしていたという。昼は自由。スキューバダイビングをしながらリゾート生活を満喫…こんな過ごし方もあるのだ。
「実は」の話が続く。OL時代、都心に向かう満員電車で、ふと「外国に行きたい」。即座に行動に移せるのが女性。ワーキングホリデーでオーストラリアへ。農場を拠点にケアンズ、メルボルン…
「ふと外国」。敢行するのは20代後半の女性。看護婦などキャリアは様々で別に煮詰まっているのではないのだという。「その年代の男性は実社会の基盤作りでそれどころではないのよねぇ〜」と、実に冷静。
足元を見ると素足にサンダル。地球の歩き方を知っているのだ。
親切が嬉しかったという彼女。いつの間にか満席となった小上がりの中年男性と弾けるような笑顔で言葉を交わし、全員と握手。さわやかな風を残して去っていった。
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