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2010/05/25(火)
「クマムシ」の知恵
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「不況なのに起業?? 」。友人知人から度々質問を受けた。 「もっと景気の良い時にすれば? 」と言う意味であれば、答えは単純。「思い立ったら吉日」である。シナリオは退職→即起業。景気を読むことは念頭になかった。
「不況下での会社経営の目算は?? 」の意味であれば、答えは簡単ではない。物が動かない中でどう収益を確保するのか? そのシステムは在職中から作ってきたつもり。そして、減速経済の中で何となく思い描くビジネスモデルはあるのだが……
先日行われたハウスメーカーのセミナー講師の講演は、化石燃料が尽きる2050年を見越し、CO2削減をメーンに据えた環境対応がキーワードだった。
厳しい指標や数字が並ぶ本論への導入部に「クマムシ」。ユーモラスな小動物は、生息環境が悪くなると“樽型”になり代謝を抑えるのである。息を潜め、じっと耐えて好機の到来を待つといえなくもない。もちろん、講師の意図は「じっと耐える」ではなく、旧来手法は通用しないので「時代変化に対応しなさい!! 」という例えだったが……
“応変”の例としたのは、CO2削減のための自然エネルギーを利活用した省エネハウス、空室ゼロのオーダーメイドの賃貸マンション、高齢、単身世帯に特化した戸建・集合住宅など、示唆に富むものばかり。
開業してほぼ4カ月。まずは基盤固め。講師の教えの“応変”は心の片隅に留め、「じっと耐え」、たゆまず勉強、努力を重ねる時期!!
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