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2010/06/02(水)
101 涙、涙の講演!?
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のっけからテンションが高い。 「ノーブレス オブ リージ」(地位の高い人の義務)、「政治とは悪さ加減の選択」(福沢諭吉)。今の首相には、全くゼロとの指摘。手厳しいが、ある意味爽快。ヤマ場だが、首相「辞めたくない」、幹事長「自分は辞めないで、辞めさせる」。この“連立”方程式の解は?? 「難しいなぁ〜」と、うめいた。
昨日、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏の講演を聞いた。 今朝の地元紙は「首相、退陣要求応じず」。何とまあ分かりやすい。
ある大手生保主催の経営者セミナー。会場には、生保レディーと思われる女性たちが多数。橋本氏は三種町生まれ。6人兄弟で母親は保険外交員をして生活を支えた。しっかり、話に没入する環境は出来上がっている。
「母親が布団で寝ている姿を知らない」。夜は誰よりも遅く、朝起きれば父親の分を含め7人の弁当ができていた。晩年は一人暮らし。吹雪の夜の寂しさは極限。死の誘惑が。断ち切れたのは皮肉にも「自殺したい」という知人からの電話。必死で思い止まらせた。そのすさまじい体験を地元紙に投稿した。「福祉は箱モノではない。孤独なお年寄りに一言言葉をかけることだ」
次々繰り出される切ない話に、聴衆の肩が揺れる。私も涙、鼻水。 「政治の原点は一人一人の思いをすくい上げること」と橋本氏。 「この主張をどう聞く??」 切実に今の政治家に問いたい。 午前10時前、「退陣の意向を示した」とのFM速報があった。
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