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2010/07/16(金)
145 ビジュアル系医師
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美男美女のお医者さんの話でなく、医療現場の可視化のことです。
先週、中央紙で「ITを駆使して医療を可視化」との特集記事を読んだばかり。iPadに映し出された体内画像を使って、学生に診断の方法を教える医師の大写真が紙面の大半を占めていた。
患者に対してもビジュアル化が進んでいます。 画像をやたら見せたがる医師を、私の独断で “ビジュアル系医師”と名付けてみました。
今月初め、喉の具合が悪くなり耳鼻科を受診。鼻やら口やら、カメラを入れてモニターを見せながら“ビジュアル系医師”が説明します。 「これがのどチンコ」 (女性患者にもこう言うのかな? ) 「ここに炎症が」 (見るの初めて。へぇ〜 こうなっているのか!! ) 「嗅覚神経が死んでいるかな? 」 (穏やかじゃないぞ??)
医師とのギャップは明らか。患者はついていけないのである。 画像を意味あるものと認識する間もなく、画像は次から次へ。 ヘぇ〜 と思うしかない。
女房も今月“ビジュアル系医師”とは無縁の耳鼻科を受診しました。 高齢の大先生は「耳は掻くものでねぇ。聴くものだ」と、ピタリと診断。
“ビジュアル系医師”のおかげで嗅覚は戻りました。 私の化粧品の香りがよみがえった。へぇ〜 こんな香りだったんだ!! 大先生は貫録勝ち。ビジュアル系とのギャップは私だけ??
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