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2010/08/04(水)
164 竿燈本番
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いつもこの瞬間には感動します。囃子はマックス、太鼓の重低音が腹に響く。そして一斉にまばゆいばかりの稲穂が夜空に立ちあがる。 抑圧されたエネルギーの爆発だな、と常々思っていた。
今でこそ稲穂の形状だが、竿燈の草創期の姿は? 形の変化は? そもそも誰が始めた? 背景は? 担い手の変遷は? 資金は? 好不況の影響は? 平和でない戦争の時代は? 大きさはマックス? 今後の展望は? 私が無知なせいかかなりの?が浮かぶ。
竹竿と提灯。それにお囃子でこれだけのパフォーマンス。それを担い続ける民衆の底力を見せつけられる気がする。でも、でもである。 県内の秋田市以外の出身者からは、耳に入る評価は低かった。 「1度みればよい」「単調」「観客を巻き込む興奮に欠ける」
これは“お国自慢”の裏返し!? マジな山車ぶっつけの「角館のお祭り」、しっとり優雅な湯沢の「七夕絵どうろう」、心意気の「能代ねぶながし」、横手の「送り盆」、西馬音内盆踊り、花輪ばやし、大曲の花火…… 枚挙にいとまがない。 “おらが祭り”が豊富な証拠でもあり、支持されている証拠。
東北三大祭りだ、北東北三大祭りだ、などと浮かれていたら、盛岡さんさ踊りが観客動員数130万人に。竿燈に5万人と迫ってきた。 新幹線青森延伸を考えると、来年には逆転??
県内は夏祭りの宝庫。名だたる竿燈、大曲の花火にキラ星の夏祭り。コラボレーションを考えるだけで胸が躍る。演出家はいないのか?
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