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2010/08/06(金)
166 ガレージの催し
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竿燈も最終盤。みらい・お休み処も怒涛のごとく過ぎようとしている。 そんな中で昨夜、知り合いの男性が大町のガレージで西馬音内盆踊りを披露した。
音量を絞り気味のラジカセの音頭に合わせて、ガレージのほのかな明かりの下で十数人が輪を作った。
十数カットを撮ったが、保存されていたのが唯一このカット。 暗闇の中、操作を誤った。みっともないが恥を忍んでアップしました。 写真の奥からも至近距離で数カットを狙った。 その時に聞こえてきたのが、足を運ぶ音。 すり足の草履が地面を擦るザァ〜ザァ〜ザァ〜という潮騒に似た音。
観光客があふれる本場の西馬音内盆踊りでは、意識出来なかったような気がした。 静かなガレージに響く単調な擦り音。決して耳触りがいいとは言い難いが、えもいわれない音がガレージに反響していた。 擦り音とともに味わう西馬音内盆踊り。新たな世界でした。
その踊り輪の中、亡者頭巾で顔を隠し、大きな体躯で優雅に舞う彼の姿はひと際目立っていた。 西馬音内盆踊りに魅せられた彼は、横浜の出身。
竿燈帰りの人たちが足を止めて見入っていた。 “ひっそり”といった雰囲気で行われた試みは、県外人の彼の提案でもある。
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