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2010/09/02(木)
193 相場感
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知り合いの社長さんから、60代女性の戸建貸家探しを頼まれた。 希望は彼女の実家の近くの××地区。家賃○万円、平屋を希望。 市内の地区にもよるが、××地区ではこじんまりした、いわゆる貸家然とした物件しかありえない。
市内には戸建貸家は少ないというのが業界の常識。それでも、電話掛けして3件ほど準備した。3件ともいわゆる貸家風。 4件目として、地区は違うが屋根付き門のある普通の住宅も含ませた。もちろん家賃は抑えて○万円。
4件の資料を渡された彼女は、一通り見て回ったそうだ。 返事は「今住んでいる貸家が、あまりに良すぎて!! 」と、お断り。
彼女曰く、その貸家は大家さんが息子さんのために離れとして建てたもの。貸家然とはしていない。「大家さんが近すぎて…… 」という、ちょっとした不満も、一転して心強い隣人と思えるようになったようです。
私には徒労でしたが、彼女にとっては現在の居場所がベストであることの確認になったのです。ただ彼女には相場感が無かっただけのこと。
この経験がある決意をさせました。4件目の紹介物件は数年間空き家にしている私の貸し家です。古い茶室が付いていますが、それを取り壊せば最大6台ほどの駐車場がとれそうです。さっそく、昨日はリフォーム業者、解体業者などと現地で打ち合わせをしました。
決断を後押ししてくれました。感謝、感謝です。
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