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2011/10/02(日)
589 引退
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「引退するんだって」。あれほど熱心な旦那さんがなぜ?? 翌朝、あるものがきれいさっぱりなくなっている。さすがというべきか。
隣の畑のオーナー夫婦と一緒に、家庭菜園を楽しんでいた老夫婦が、畑づくりを引退するというのだ。ここ数年は、「来年は、畑づくりができねぇかもしれねな」と、決まっておっしゃっていたが、今年の猛暑は、「ここで倒れるかと思った」ほど、こたえたらしい。
オーナーさんには立派な小屋があるのだが、この旦那さんは、塀を背に、波板トタンを屋根にして杭などの資材を保管していた。その波板トタンは片流れで、雨水をケースに貯めるように工夫していた。
「立つ鳥後を濁さず」。それまで撤去するのだから、覚悟は本物か…… 奥さんが腰を悪くしたことも影響があったかも。
その旦那さんはつくづく言ったそうだ。「女って凄いもんだなぁ〜。あれとこれとを入れてと考えながら、毎日の料理を作る。俺には到底できねぇな。感謝するしかない」
旦那さんが、何かをするのは、女房に褒められたいから…… と、何かで読んだ。「寄る年並みには勝てない」と、一緒にやっていた野菜作からの引退を思い定めた時……
腰の悪い奥さんのサポートが、これからの役目と思ったのでしょうか。 とてもかわいらしい夫婦だと思う。 でも、前言を翻して、春先には野菜作りに現れることを期待です。
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