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2011/10/26(水)
613 ムクドリ
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深夜、強風とともに大波のように寄せては返す激しい雨。屋根を叩く音もすさまじい。そして最後の大波が引いていく瞬間に、パラパラと屋根を叩く乾いた音。朝までアラレが残っていることはないだろう。
朝起きると庭には、ムクドリの群(たぶん)。ころころ肥えている。
このショットは2回目。最初の1枚を撮った後、携帯を出窓にコトッと置いた際に、一斉に飛び立ち、5〜6分後に戻ってきた連中です。
よくもまぁ〜 あんな小さな音に敏感に反応し、間抜けの落後者もなく、0・何秒間のごくごく短時間に一斉に飛び立ったものだと、感心です。衝突して1羽ぐらいは脳しんとうを起こしそうなものですが。
小魚の群泳は見事だ。自分より大型の魚から身を守るため、群泳することで巨大魚に見せる知恵だ。敵に襲われて逃げる際、背の群青や腹の白さを、全体的にキラキラと見せながら、時には鮮やかなグラデーションで急旋回する様は、竜がくねるように見える。
パニック状態なのに、ぶつかることもなく距離を保ちながら精緻に、超スピードで一糸乱れず…… コンダクターは…… 情報伝達は……
ムクドリの場合、一斉に飛び立つ前は、ご覧の通り1羽1羽が餌取りに夢中。それでも、スペースを確保し、危険に備えているのだろうか。
「ちょっと待ってよ!! 」 という奴はいないのだ。そんな奴が猛禽類の餌食になることが身に沁みついているのだ。きっと……
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