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2011/11/22(火)
640 木枯らし
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今朝の8時36分撮影。数日前までは、燃えるようなツタに覆われた小屋を眺めている。密集していた赤、黄の葉は、数えるほどになった。
強風が吹く日が何日かあって、ほとんど吹き散らした。「木の葉を散らし、木を枯らしてしまうようにも見える冷たい風」。まさに木枯らし。 ところが、秋田には「木枯らし一号」は吹かないのだ。
「日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象」との定義がある。毎秋、最初の木枯らしを「木枯らし一号」として、東京と近畿地方の地域限定で発表される。
“空っ風”といえば上州。草津や水上に大量の雪を運んだ雲が、赤城山にぶつかり、乾燥した風を吹き下ろす現象の“空っ風”と、“かかあ天下”とが相まって、地域限定が納得できるのだけれど……
はて!? 木枯らし、空っ風は、脊梁山脈を分水嶺に、 日本海側では、起こり得ない気象現象なのか……
冬隣、小春日和、最近用いた言葉だが、日本語には四季の移り変わりを陰影深く表現する言葉が多い。木枯らし、空っ風も代表例。
気象庁などにかかるとそうなるだけで、普段使いは構わないでしょう。
ツタの葉っぱを散らしたのは木枯らしで、ユータロー君、コータロー君のほっぺたをカサカサにするのは空っ風だよね。
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