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2011/11/29(火)
647 大工さん気質
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日曜なのにトントン、カンカン。大工仕事の音が、家の前の建築中の家から響いてくる。
職人さんたちが、いかつい顔をして仕事に没入する姿は、非常にとっつきにくい一面を持っている。でも一旦、話し掛けたりすると、そんな思いがあっと言う間に吹き飛ぶぐらい、人の好い表情を見せてくれる。 そして気風もいい。
結構、工期も長いので、何回か顔を合わせている。こちらからも声を掛けなかったので、向こうも“とっつきにくいオヤジ”と、私を思っていたのだろうから、お相子か。
「引き渡しはいつ? 」と、聞くと、地金を出してくれて、にこやかに答えてくれた。考え考え「多分、12月中旬ごろかなぁ〜 」。大工さんが工期を決めるわけではないので、穏当な返事。むしろ、よくそこまで踏み込んで返事をしてくれた、と、サービス精神に感謝です。
彼の言によると、新居の建て主の旦那さんは、仕事の合間をみてちょくちょく現場に顔を出すらしい。そして夜遅くも…… 昨日の土曜日は、かなり長時間見て回っていたという。
「一番楽しい時間だものね」と、話を引き取ってその場を離れようとすると、「いつもうるさくしてすみません」。お詫びの言葉が返ってきた。
そうなんだよ!! みんな周りを気遣いながらお仕事をしているのだ。 それも、今流の大工さんに不可欠な資質なのでしょう。
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